第２回香川大学・チェンマイ大学合同学術シンポジウムが、平成２０年１０月１６日、１７日の両日に、香川大学研究交流棟５階７階（幸町キャンパス）において開催された。参加者は約１５０名（うちチェンマイ大学４３名）、発表総数１４６演題（口頭発表５７題、ポスター発表８９題）であった。医学部からも約４０演題と多数の参加があり、ポスターセッションからは、２名の大学院生（Arif Ul Hasan氏とKazi Rafiqul氏）がBest Poster Awardを受賞した。

　１６日には、チェンマイ大学医学部からの参加者６名が医学部および附属病院を訪問し、阪本医学部長、石田病院長、徳田国際交流委員会委員長等が対応し、両大学の一層の交流促進を約束した。具体的な教育・研究・診療プロジェクトについても３班に分かれて議論を行い、遠隔医療ネットワークの確立、マラリアなどの感染症のコントロールに関する研究推進、組織工学を用いた共同研究の推進、痴呆症などの中枢神経系疾患の治療と疫学研究について前向きな議論が交わされた。