平成24年7月28日（土）にスキルスラボにおいて高校生を対象に医師体験講座を行いました。これは、香川県の地域医療再生計画に基づく受託事業です。24人募集でフルマッチ、学生インストラクターも12人募集でフルマッチ、受講生は6人ずつ4つのグループに分かれて内視鏡、超音波、血管造影、腹腔鏡の訓練を、それそれ3名ずつの学生インストラクターの指導のもと行いました。

　テーマは、「医師体験講座－スキルスラボのアミューズメント：医学生と最新の医療技能訓練を体験しよう」としました。これは、当院は県内で唯一、医学生のいる病院であるという特徴を生かしたものです。6時間もの長丁場でしたが、高校生たちは各種シミュレータを用いた研修体験で医療技術の一端を学ぶと同時に、学生インストラクターから受験や医学生生活などについて、いろいろ情報収集できたようで、概ね満足との感想をいただきました。

　学生インストラクターのパーフォーマンスには目を見張るものがありました。例えば、4年生インストラクターが、高校生のペアにシミュレータの左冠動脈のステント術を成功させるなど、高校生の目線をよく理解した効果的な指導には学ぶところが大いにありました。大活躍してくれた学生インストラクター各位に感謝するとともに、この企画の機会を提供いただいた香川県に感謝申し上げます。今回の企画でメジャーなシミュレータに習熟した学生は、学生タスクフォースとしてスキルスラボの利用促進に貢献いただければと思います。