2014年09月01日  イベント・学会

高校生のサイエンスキャンプを開催しました

平成26年8月23日(土)、台風11号のため順延となっていた「高校生のサイエンスキャンプ」が香川大学医学部キャンパスで開催されました。県内の高校生と保護者6名が参加しました。
今回は「顕微鏡で見た生物~脳とからだのなりたちを見る~」をテーマとし、午前の部は、神経機能形態学・三木崇範教授から脳と神経細胞についての講義を受けた後、ラット脳の切片標本を作成して大脳皮質、海馬、小脳の神経細胞の形態学的違いやゴルジ染色標本で神経突起を観察しました。また、蛍光顕微鏡で、突起が伸長した培養神経細胞やグリア細胞を観察しました。午後は、分子神経生物学・山本 融教授から我々の身体がどのようにして形作られるのかについての講義を受けました。その後、ニワトリ胚をモデルにして、身体の概型が形成され、心臓ができて拍動し、血液が流れ、四肢が伸長していく様子を、実体顕微鏡を用いて観察しました。
参加された高校生にはハイレベルな科学実習を存分に楽しんでいただくことができました。