2025年11月19日
11月16日、公認心理師・臨床心理士を養成するための訓練施設「心理臨床相談室」のシンポジウムを本学医学部実習棟232教室にて行いました。公認心理師が誕生し、最も課題と言われている地域連携・多職種協働をテーマに、多職種でディスカッションすることを目的として実施しました。当日は県内外の心理職だけでなく、医師や学校の先生方、100名近くの満員御礼となりました。
上田学長の挨拶にはじまり、午前中は京都大学 杉原保史先生に、現場で効果を上げる心理職を養成するための訓練についてお話し頂きました。
午後には、多職種による「協働・連携」に関するシンポジウムを実施しました。本学健康科学講座より小児科医の立場から加藤育子先生、相談室代表として坂中尚哉先生、そして新潟青陵大学より浅田剛正先生をお招きして、心理臨床相談室の現状と今後について話題提供し、指定討論として精神神経医学講座より精神科医の立場から木戸瑞江先生、午前に講義頂いた杉原保史先生に質問頂きました。その後、フロアを交えて活発な議論が行われ、盛況のうちに終了いたしました。
参加者の方からは、「とても重要なテーマ」「引き続き考えたい」「医師の先生方から心理職との連携についてお話を聞ける貴重な機会だった」などの感想をいただきました。医学部に設置された心理職養成課程ならではの発信を、今後も続けたいと考えています。


