統合免疫システム学

杣源一郎

個体の恒常性制御機構を新たな視点から解明し、
研究成果を社会貢献につなげる。
異分野・異種業からなる産学官連携研究を推進し、
学の拠点として機能する。

教 育

生物は『環境に応じて経験を蓄積し、変容する自己に言及しながら、新たな自己を組織化していく』という特徴を持っています。その制御機構を解明することで、疾患を予防・治療する新規な技術を創出することが出来ると考えています。個体は様々な器官・組織・細胞が統合的(ホリスティク)に制御されて形成されていますが、ホリスティクな現象を科学的に解明するには、一見して無関係に見える現象を統一的に理解することが必要となります。即ち、原理・原則を導き出す力「帰納力」と、帰納原理を普遍化する力「演繹力」が要求されます。特に科学的な研究を発展するためには「帰納力」は重要です。本講座では、「帰納力」の養成を念頭におき、生物の多様性の中に統一性を求め、その出口として、疾患の予防・治療につながることを理解する生物学教育を行います。

研 究

本講座では生物個体の可塑性を担うメカニズムを分子、細胞、個体レベルで解析し、この成果をがん・自己免疫・生活習慣病などの疾患の予防や治療に向けていきます。それにより、健康維持を中心とした、安全・安心で健康な生活の構築に繋げることを目標にしています。そこで、生体が環境刺激に対して柔軟に応答して、ダイナミックに生体の恒常性が維持される現象に着目して、生物個体がもつ可塑性を、分子、細胞、個体レベルで解明することを主要な研究課題と致します。今後の研究では肺、腸管をはじめ環境との接面に存在する組織マクロファージが環境情報の受発信装置であるとの視点で、粘膜マクロファージの機能に注目し、最先端技術を用いて、生体と環境の応答機構の解明を目指します。

教職員

職名氏名専門分野
客員教授 杣 源一郎 分子免疫学
客員准教授 河内 千恵 細胞生物学
客員准教授 稲川 裕之 免疫学