JMPを使う 第二回 尺度による違い、分散分析

二日目です。JMPは非常にネット情報の多い統計ソフトです。わからないことはGoogle先生にたずねる方針で行きます。

前回の都市・学年・身長のデータで、尺度による統計処理の違いがわかりますので、やってみます。




Xの変数に都市(名義尺度)と学年(順序尺度)の2つを選びました。OKをクリックすると・・・


尺度の種類の違いでこのような違いが生じます。

ちなみに、学年は身長に対して有意な効果が認められました p=0.0339

さらに分散分析をしてみます。今回の体験版ではFAQのページの図とちょっと表現が違っています。

  1. メニューから[分析]→[モデルのあてはめ]

  2. 因子(=「モデル効果の構成」必要であれば、交互作用)をモデルの効果の構成に定義します(因子は名義変数である必要があります)。

  3. 応答をYに指定します(応答=「役割変数の選択」は連続尺度である必要があります)。

  4. 「実行」


結果は以下のように表示されます。


さらに・・・




用語の意味は、なかなか難しいです・・・

「効果の検定」で学年が有意p=0.0375となりましたので、身長に有意な効果を持っているのは学年である、という判定です。



参考サイト

JMP による 2 群間の比較SAS Institute Japan 株式会社 JMP ジャパン事業部

Q. EXCELのデータを読み込む方法(詳細資料あり) JMP FAQより

Q. 二元配置や多元配置の分散分析(ANOVA)を行うにはどのようにすればよいですか? JMP FAQより

作 イナゲトシヒロ tinage@med.kagawa-u.ac.jp