香川大学医学部附属病院 検査部

新たなトランスレーショナルリサーチへの挑戦

血液検査室

血液検査室の業務は大きく分けると@血球計数・白血球分類,A凝固検査,B骨髄像・細胞表面マーカーの3つに分けられます。以下にそれぞれの業務内容について簡単に紹介します。

血球計数・白血球分類

写真 1. XN-3000

白血球数,赤血球数,ヘモグロビン濃度,ヘマトクリット,血小板数の測定と,好中球,リンパ球などの白血球分類を行います。測定は自動血球分析装置(XN-3000:シスメックス)で行います。白血球分類については,必要に応じて顕微鏡で目視再検を行っています。




凝固検査

写真 2. コアプレスタ3000

凝固・線溶検査と血小板機能検査として,プロトロンビン時間,活性化部分トロンボプラスチン時間,フィブリノゲン,アンチトロンビンV,プラスミノゲン,FDP,Dダイマー,トロンビン・アンチトロンビン複合体,プラスミン・プラスミンインヒビター複合体,凝固因子(U,X,Z,[,\,],]T,]U,]V),ループスアンチコアグラント,血小板凝集能の測定を行っています。自動血液凝固分析装置(コアプレスタ3000:積水メディカル),血小板凝集能測定装置(ヘマトレーサー804)で測定しています。



骨髄像・細胞表面マーカー

写真 3. Navios

上記以外の特殊検査として骨髄像,細胞表面マーカーを行っています。血液疾患の診断目的で行われる検査で,骨髄像は標本作製から細胞分類,コメントの記載まで行っています。細胞表面マーカーはフローサイトメーター(Navios:ベックマン・コールター)を用いて白血病のタイピングなどを行っています。