EHRネットワーク構想

1.EHR/PHR統合データベースの構築による総合的なヘルスケア情報の提供

医療・健診・健康情報等を集約管理するデータベースを構築し、県民個人毎の情報を一元的に管理可能とする。

2.地域健康データ管理システムの開発による個人健康管理手段の提供

県民のヘルスケア情報を管理するEHR/PHRシステムとして、「地域健康データ管理システム」を開発する。

システム認証には、FeliCa技術を利用した地元交通機関発行のICカード「IruCa」を用いた認証機構を実装。

3.地域医療情報総合ポータルサイトの開設と、システム統合ID管理機能の開発による利便性の提供

幅広い県民への参加喚起のため、分かりやすいポータルサイトの開設と、医師も参加する地域健康コミュニティの提供。

異なるシステムとの親和性・利便性確保のため、本実証事業のシステムと既存医療ITシステム間をひとつのIDで統合できるID管理機能の構築を行い、将来健康サービス事業者等の新規システムが追加しやすくする。

4.地域医療情報ハブ内システム間連携による、医療情報の施設間共有機能の提供

病院間や健診事業者、調剤薬局間での医療・情報の共有、個人のヘルスケア情報(病歴、薬歴など)の参照及び通年管理。

食事・運動コンテンツ

 日々の食事・運動データの入力・登録を行い、それらデータから食事・運動療法のアドバイスの提供を行う。食事データの入力は主食、副菜などの中からとった料理名を選択していくことで摂取カロリーが算出される。運動データについては、運動方法や時間を入力することで消費カロリーの自動計算を行う。測定機器との連携については現在GPS万歩計やランニングマシーンなどを利用する。節約した消費カロリーを車の排出CO2の削減量に換算することで、県民一人一人の環境への貢献度を本事業にて制定した指標で表すことが可能になる。

健康年齢判定

 内臓、体力、心(メンタル)、外観(見た目)の4つの部門から算定される新たな健康年齢という基準値の制定を行う。健康年齢は、実年齢とは異なり、心と体が健康な人を抽出する新たな指標となりえる。健康年齢の算出方法については、コンソーシアム内にてWGを立ち上げて決定する。将来的には、健康年齢を企業の就職条件に適用し、地域産業の活性化を目指す。

処方データ連携

 医療機関、調剤薬局にて入力を行った処方データをユーザが参照出来る。ユーザがICカードを携帯していれば、どの薬局においても処方箋をICカードで認証することによりデータセンターからデータをとり出すことが出来る。

本実証事業内のシステム以外の既存医療ITシステムに対しても、EHR/PHR統合データベースへのデータベース統合を推進することにより、効率的なEHR/PHR化が図れる。

さらにデータベース統合を行うことにより、既存医療ITシステムに対しても一元的な患者情報の提供が可能となり、これまでよりシステムの利便性が高まる仕組みを提供可能になる。

地域健康データ管理システムには地元交通機関にてICカードとして普及している「IruCa」による電子認証を組み込む。ヘルスケアPKIキーを用いてのアクセスも可能。香川県においては「IruCa」を用いて中央商店街を中心とした電子マネーサービスを展開してきており、本事業にて「IruCa」を利用することは公共機関と中心市街地そして医療機関を結ぶ強力なツールとなりえる。そうすることにより、交通系カードから地域カードそして個人認証カードへと、より生活に密着した利便性の高い生活インフラとして発展する。