香川大学医学部小児科

MEDICAL OFFICE
HISTORY AND EVENT

医局沿革

1978年10月に香川医科大学が開設され、1981年4月に小児科学講座が大西鐘壽教授を初代教授として開講しました。本邦の新生児学の基盤、発展に貢献され、発達薬理学を基礎として小児未承認薬の問題解決に先駆けて取り組み、母児相互作用の視点からの母乳栄養の重要性を啓蒙しました。特に高速液体クロマトグラフィーや、近赤外光分光法等、最新の分析機器を駆使して、新生児学領域における微量計測、非侵襲的計測の道を開拓され、新生児ビリルビンや酸素、薬物代謝研究を推進されました。また当時、小児使用される薬物の殆どが未承認薬であることを問題視し、その取り組みを始めました。

2001年4月には伊藤進教授が第2代教授に就任しました。主に地域医療への貢献を行い、日本小児科学会香川地方会、香川小児科医会、香川県小児保健協会として、日本の主要な各学会と同じ枠組みを作り、三者の協力体制の基での活動を開始しました。また、2004年からの約4年間は、医師主導型治験の第一号として、静注用フェノバルビタールを新生児けいれん及びてんかん重積状態の適応取得を実施しました。他にも、2005年には大学附属病院に、総合周産期医療センターを開設しました。

2014年4月からは、現在の教授である日下隆教授が第3代教授に就任し、『成熟する小児科』を表題として個々の教室員が人間的に成熟する教室を目指しています。2019年5月には「小児・新生児領域における若手医師、研究者のための国際教育セミナー」(IPOKRaTES seminar)を本邦で初めて開催しました。

当講座の歴代教授の専門分野は新生児学であり、一般小児領域だけでなく、新生児領域にも注力していることが特色です。

大西 鐘壽
(初代教授)
伊藤 進
(第二代教授)
日下 隆
(第三代教授)

行事

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歓迎会

令和6年度は2名の医師が新入局し、2名の初期研修医が小児科プログラムを選択されました。

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医局日帰り旅行・新入局者歓迎会

令和6年年6月1日、香川県の国営讃岐まんのう公園にて、医局日帰り旅行兼新入局者歓迎会を開催しました。
今年は小児科医局から総勢52名が参加し、そのうち19名のお子さんもご一緒いただき、和やかで賑やかなひとときとなりました。

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香川地方会(夏)

令和6年6月16日(土)に、第113回日本小児科学会香川地方会を開催しました。

卒後5年未満の先生を対象とした優秀発表賞の受賞者は以下の3名です。
最優秀発表賞: 尾崎 いろは (香川県立中央病院 小児科)
最優秀発表賞: 二宮 七海 (香川大学 小児科)
準優秀発表賞: 赤井 真優 (香川大学 小児科)

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クリクラ2懇親会

クリクラ2で小児科を選択してくれた学生と懇親会を行っています。

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香川県主催医局説明会

香川県が主催し、香川県内で小児科を検討されている研修医の先生に、研修内容やキャリアについての説明を行っています。

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四国小児科サマースクール

小児科を目指す研修医や学生を対象にした四国小児科サマースクールを令和6年8月17、18日に高松で主催しました。
学生20名、初期研修医6名、スタッフ30名、診察協力の子どもたち11名の総勢67名が参加しました。

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第3回ティラノサウルスレース in 有明浜

令和6年11月4日、有明浜で「第3回ティラノサウルスレース in 有明浜」が無事開催されました。香川県内外から120体以上の恐竜が集結し、子どもも大人も笑顔で秋晴れの海辺を全力疾走しました。アメリカ発祥のユニークな競技は、シンプルなルールで日本でも人気が定着しています。
当イベントは当院が後援し、令和4年から開催しています。

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香川地方会(冬)

令和6年12月21日に、第114回日本小児科学会香川地方会を開催しました。

卒後5年未満の先生を対象とした優秀発表賞の受賞者は以下の3名です。
最優秀発表賞
大平 采也加(四国こどもとおとなの医療センター 教育研修部)
優秀発表賞
飛梅 里佳(四国こどもとおとなの医療センター 小児科)
準優秀発表賞
尾木 護(三豊総合病院 小児科)

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新年会・同門会

令和7年1月21日に同門会を開催しました。