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PubMedは、米国立医学図書館(The National Library of Medicine:NLM)内の「National Center for Biotechnology Information:NCBI」がインターネット上で提供している無料の文献検索システムです。
MEDLINEの全文献に加えて、1965年以前のOLDMEDLINE、MEDLINE収載直前のPreMEDLINE及び米国のNCBIが提供する分子生物情報も収録しており、約4,800誌を収載しています。毎月約3万件の文献が新たに追加されていおり、アメリカを中心に約70カ国から、約1,600万件の文献が集録されています。
利用マニュアル |
- PubMed講習会テキスト (香川大学図書館医学部分館作成:PDF版)
特 徴 |
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■ メリット
- 速報性(Pre-MEDLINEのデータ)
- MEDLINEのデータのほかに、毎日更新されるPre-MEDLINEというデータも収録されています。
- Pre-MEDLINEは、CD-ROM版のMEDLINEよりも新しい文献を探すことができますが、MeSH(MEDLINEシソーラス集)を使った検索ではヒットしませんので、出版されたばかりの文献を探すときは、『タイトル中の語』『著者名』などから検索するようにしてください。
- MEDLINEのデータのほかに、毎日更新されるPre-MEDLINEというデータも収録されています。
- タイムラグがない
- 通常のMEDLINEには、出版社から送られてくる文献の書誌情報が、キーワードの付与などの索引作業を行ってから収録されるので、若干のタイムラグがあります。
- 通常のMEDLINEには、出版社から送られてくる文献の書誌情報が、キーワードの付与などの索引作業を行ってから収録されるので、若干のタイムラグがあります。
- 広範性(出版社より直接NLMに送られてくるデータ)
- MEDLINEは、NLMの選択方針により収録されないものもあるが、PubMedでは、索引時に文献の選択はしません。
- MEDLINEは、NLMの選択方針により収録されないものもあるが、PubMedでは、索引時に文献の選択はしません。
- フルテキストへのリンク
- 検索機能の充実(Automatic Term Mapping)
- PubMedでは、思い付いた用語をスーペースで区切りながら入力し、[Search]ボタンをクリックするだけで検索ができます。
- PubMedは入力された用語がある概念なのか、雑誌名なのか、著者名なのかを自動的に判断する(Automatic Term Mapping)機能をもっていますので、用語に熟知していなくてもある程度の検索結果を導き出します。ただし、あまりにもあいまいな入力に対しては、データーベースも判断を誤ったり、おおざっぱな結果を導き出す場合があります。
- Automatic Term Mapping機能とは、入力された用語に対して、システムが持っている変換テーブルを参照し自動的に適切な検索をしてくれる機能です。
- PubMedでは、思い付いた用語をスーペースで区切りながら入力し、[Search]ボタンをクリックするだけで検索ができます。
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■ デメリット
- アクセススピード
- インターネットを使うため、サーバのトラブルや、アクセス集中によるレスポンスの悪化等が発生する場合もあります。
- 検索ソフト
- 検索ソフトを搭載していないので、検索機能がやや不十分です。