美容外科

悩み別

  1. しみ・そばかす・肝斑
  2. ニキビ・ニキビ跡
  3. 毛穴の開き
  4. ほうれい線が目立つ
  5. 眉間のしわが深くなった
  6. 顔のたるみ
  7. 眼瞼下垂(まぶたが下がってきた)
  8. 眼の下のしわ
  9. 二重瞼(ふたえまぶた)にしたい
  10. 脱毛
  11. 多汗症・わきが

しみ・そばかす・肝斑

ひと言に『しみ』と言っても様々な色素異常症が含まれます。しみは、その病態生理により、以下の3つに分類できます。

  1. ケラチノサイトの異常によるしみ(いわゆる『しみ』の老人性色素斑・脂漏性角化症)
  2. メラノサイトの異常によるしみ(肝斑・『そばかす』と言われる雀卵斑)
  3. 炎症後色素沈着
    このほか、しみに似たあざで、後天性真皮メラノサイトーシス・扁平母斑・太田母斑・青色母斑などがあります。実際はこれらの複雑なコンビネーションの症例が多いのです。

老人性色素斑

面や手背など日光露出部に多発する濃い褐色の色素斑です。いわゆる『しみ』です。メラニンを多く含む角化細胞が増加している状態です。よって治療のポイントは異常な角化細胞を破壊し正常な角化細胞の産生を促すことです。
〈治療法〉
Qスイッチアレキサンドライトレーザーとトレチノイン・ハイドロキノン外用療法

脂漏性角化症

老人性疣贅ともいわれ、角化細胞の増殖による皮膚の良性腫瘍です。通常、褐色から黒色で隆起しています。治療は、この異常な角化細胞を破壊することです。
〈治療法〉
CO2レーザーとトレチノイン・ハイドロキノン外用療法

脂漏性角化症

人性疣贅ともいわれ、角化細胞の増殖による皮膚の良性腫瘍です。通常、褐色から黒色で隆起しています。治療は、この異常な角化細胞を破壊することです。
〈治療法〉
CO2レーザーとトレチノイン・ハイドロキノン外用療法

肝斑

顔面に発生する後天性斑状色素増加症です。メラノサイトが通常よりも高いレベルでメラニンを産生している状態で、病因はホルモン(17β型エストラジオール)・紫外線・避妊薬・抗けいれん薬・光毒性薬剤・心理的要因・肝機能障害・遺伝因子・化粧品などさまざまなものが関与しています。
〈治療法〉

  1. トラネキサム酸の内服:抗プラスミン作用によりメラノサイトの活性因子産生を抑える
  2. トレチノイン・ハイドロキノン外用療法
  3. レーザーピーリング

そばかす

雀卵斑と言われるもので、直径2〜3mmの濃淡様々な小褐色斑が顔面に散在します。遺伝傾向が強く、メラノサイトの数は変わりませんが、メラニンの賛成が亢進していす。
〈治療法〉
Qスイッチアレキサンドライトレーザーとトレチノイン・ハイドロキノン外用療法

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ニキビ・ニキビ跡

ニキビ(痤瘡)・ニキビ跡

ニキビ(痤瘡)は主として思春期より成人期にかけて起きる毛包脂腺系の慢性炎症性疾患です。その病態は以下のような多数の因子が関与しています。

  1. 内分泌因子と皮脂分泌:皮脂の分泌は男性ホルモンにより促進されます。それに関与した女性ホルモン成長ホルモンなど様々なホルモンバランスの崩れがニキビの新生に影響します。
  2. 角化因子:ニキビの発症には毛包漏斗部の過角化とその結果としての毛包管の閉塞が関与します。
  3. 細菌性因子と炎症:ニキビにはおもに皮膚のp.acnes菌が炎症に深く関与しています。
  4. その他の因子:ストレス・遺伝的素因・年齢・食事・機械的刺激・生理不順・胃腸障害・化粧品・環境因子があります。また、ニキビは炎症が継続すると、瘢痕を残して治癒します。できるだけニキビ新生の初期に治療を開始することが瘢痕形成の予防において必要です。しかし、できてしまったニキビ跡や色素沈着にはレーザーピーリングやトレチノイン・ハイドロキノン外用療法で治療します。
    〈治療法〉
    保険治療と自費診療に分けられます。
    当科の自費診療では、GENTLELASEレーザーによるレーザーピーリング、トレチノイン・ハイドロキノン外用療法を行っています。

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毛穴の開き

医学的に言うと毛穴は毛包と言います。皮脂腺が開大した皮膚のくぼみのことです。
ひと言に『毛穴の開き』と言っても、以下のようなさまざまなタイプの毛穴の開きがあります。

  1. 皮膚のターンオーバーの遅れによる角質のたまりが分泌された皮脂と混ざり合って溜まってしまった開大。
  2. 加齢により真皮にあるエラスチン・コラーゲンなどが減少し弾力を失うことによる開大。
  3. 皮脂の分泌が過剰になったことでできる開大。
  4. ニキビなどの炎症が原因による開大。
  5. メラニン色素を含む黒ずんだ開大。などです。

〈治療法〉
当科では、レーザーピーリング、カーボンピーリング、トレチノイン・ハイドロキノン外用療法、高濃度ビタミンCクリームによるホームケア指導を行っています。

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ほうれい線が目立つ

ほうれい線(医学的には鼻唇口といます)は、笑ったり「エ」「イ」と言った時の口の動きによって、大・小頬骨筋、上唇挙筋などが収縮したり、老化によって拘縮したりすると深くなります。
治療方針は、この力源(筋)を減弱することが目的となります。
〈治療法〉

  1. ボツリヌス毒素注射:力源(筋)の動きを減弱させる方法です。
  2. コラーゲンやヒアルロン酸などの注入:皮膚皮下組織を厚くして力が作用してもシワになりにくくする方法です。
  3. レーザーピーリング:コラーゲンの生成促進や皮膚の瘢痕形成によりシワになりにくくする方法です。
  4. フェイスリフト:手術により外科的に吊り上げる方法です。

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眉間のしわが深くなった

顔のしわ、たるみには大きく分けると皮膚そのものの乾燥や老化によるものと、表情筋の動きに関わってできる表情じわに起因するものとがあります。特によく動かす眉間は、加齢とともに深いしわが形成されてしまします。
治療方針は、この力源(筋)を減弱することが目的となります。

  1. ボツリヌス毒素注射:力源(筋)の動きを減弱させる方法です。
  2. コラーゲンやヒアルロン酸などの注入:皮膚皮下組織を厚くして力が作用してもシワになりにくくする方法です。
  3. レーザーピーリング:コラーゲンの生成促進や皮膚の瘢痕形成によりシワになりにくくする方法です。
  4. フェイスリフト:手術により外科的に吊り上げる方法です。

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顔のたるみ

顔の形は加齢と共に重力によって脂肪や筋肉が下垂し、丸から四角へと変化します。
顔を引き上げる手術を総してフェイスリフトといいます。引き上げる部位により以下のリフトに分かれます。

絵1

  1. 前額リフト(眉毛リフト)
    ひたいのシワを伸ばします。以下のような方法があります。
    1)皮膚切除法
    額の髪の生え際を切開し、余分な皮膚を切除します。術後は毛が生えてくるため傷痕は目立ちにくくなります。
    〈実際の手術の流れ〉
    おでこの生え際に局所麻酔を注射し、切開します。
    皮下を剥離し、余分な皮膚を切除します。
    皮膚を縫合します。
    〈術後について〉
    術後の内出血で腫れることがありますが、通常1〜3週間で徐々に引いていきす。
    約1週間後に抜糸します。
    効果の持続は5〜10年とされますが個人差があります。加齢による自然なたるみは生じてきます。
    神戸大のホームページでは2)眉毛固定術3)内視鏡下リフトがありますが、書きますか?
  2. こめかみリフト
    眉のたるみ、目じりのしわ、まぶたのたるみにより老けた顔が気になる方にお勧めです。目じりから額の外側には側頭筋が存在します。この筋肉の衰えにより上記のような症状が出現します。この側頭筋を引き上げることで皮膚のたるみやシワを改善します。
    〈実際の手術の流れ〉
    こめかみの毛の生え際から、2〜3cm有毛部側に局所麻酔を注射し、切開します。
    浅側頭筋膜上を剥離していき、吊り上げて縫縮します。
    皮膚を縫合します。
    〈術後について〉
    術後の内出血で腫れることがありますが、通常1〜3週間で徐々に引いていきす。
    約1週間後に抜糸します。
    効果の持続は5〜10年とされますが個人差があります。加齢による自然なたるみは生じてきます。
  3. ミッドフェイスリフト(中顔面リフト)
    眼の下から頬にかけてのたるみを引き上げたい方や目尻の下垂を引き上げたい方などにお勧めです。
    眼下部位は表層からmalarfat(脂肪層)→眼輪筋→SOOF(眼輪筋裏の薄い脂肪層)という組織があります。このいちばん深いSOOF層から頬部の組織を吊り上げることがこの手術の目的です。また、筋肉に付着した強固な靭帯を切り離すことにより、吊り上げが可能になります。
    〈実際の手術の流れ〉
    側頭部に局所麻酔の注射をし、毛の生え際を切開します。
    浅側頭筋膜上を剥離し、繊維中隔の密な表在脂肪層(Retainingligament)の一つであるZygomaticligamentを切離し、SOOFの層まで剥離後、引き上げます。余った皮膚を切除し、縫合します。
    〈術後について〉
    約1週間後に抜糸します。
    術後の内出血で腫れることがありますが、通常1〜3週間で徐々に引いていきす。圧迫を目的にフェイスマスクを利用します。
    効果の持続は5〜10年とされますが個人差があります。加齢による自然なたるみは生じてきます。
  4. 頬・頸部リフト(SMAS法)
    肌のハリが減少し、小じわが気になる方、頬がたるみ鼻唇口が深くなった方、口角が下がった方などにお勧めです。
    〈SMAS法とは〉
    耳の前を切開し、皮膚のみではなく表在性筋膜(SMAS)を引っ張り上げる手術です。
    〈実際の手術の流れ〉
    両頬〜耳の周囲に局所麻酔を注射します。
    耳の前〜後ろにかけて切開し、耳前2,3横指の範囲を皮下剥離します。そして、その下にある表在性筋膜(SMAS)一部切除し、縫縮します。この操作により顔面の下3/1を吊り上げることが可能になります。
    余分になった皮膚は切除し、縫合します。
    〈術後について〉
    圧迫を目的にフェイスマスクを利用します。約1週後に抜糸します。術後の内出血で腫れることがありますが、通常1〜3週間で徐々に引いていきす。剥離した部位は3〜6ヵ月程度知覚鈍麻となりますが、回復します。特殊な方法による切開・縫合を行うため、傷痕は多くの場合は時間と共に目立たなくなりますが耳垂の変形はみられます。効果の持続は5〜10年とされますが個人差があります。加齢による自然なたるみは生じてきます。
  5. ネックリフト
    首もとのたるみやしわが気になる方にお勧めです。
    首にある広頸筋という筋肉の衰えにより、たるみやしわが生じます。
    ネックリフトではこの広頸筋を引き上げて固定することで、首もとのたるみやしわを取ります。
    〈実際の手術の流れ〉
    耳たぶ〜うなじの生え際に局所麻酔を注射し、切開します。
    広頸筋を剥離し、吊り上げて縫縮します。
    皮膚を縫合します。
    〈術後について〉
    術後の内出血で腫れることがありますが、通常1〜3週間で徐々に引いていきす。
    約1週間後に抜糸します。
    効果の持続は5〜10年とされますが個人差があります。加齢による自然なたるみは生じてきます。

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眼瞼下垂(まぶたが下がってきた)

眼瞼下垂とは、上眼瞼の拳上障害の結果、上まぶたが下がり視野が狭くなってしまった状態です。
その原因から①神経原生②筋原性③腱膜性④機械的の4種類に分類できます。
その中で、一番多いのが腱膜性の眼瞼下垂です。これは加齢による腱膜の菲薄化や断裂、瞼板からの開離などで起こる、老人性の眼瞼下垂です。
当科では手術によって治療します。
〈治療法〉
眼瞼下垂手術

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眼の下のしわ

 

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二重瞼(ふたえまぶた)にしたい

 

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脱毛

 

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多汗症・わきが

 

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