
卒後臨床プログラム説明
初期臨床研修プログラム等については香川大学医学部附属病院卒後臨床研修センターを参照下さい。
外科専門医取得の為に当大学他科での研修も行い必要な手術症例数を蓄積します。
外科専門医取得後には、小児外科専門医取得を目指します。
また、3つの研究チームにより学位取得もしっかりとサポート致します。
実習内容・手術内容・香川大学小児外科の特徴
小児外科の対象疾患は広い領域を対象にしており、代表的な疾患として下記があります。
頭頸部 | 耳前瘻,頸部腫瘤,頸部瘻孔,リンパ管腫など |
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胸部 | 先天性気管狭窄症,肺嚢胞性疾患,肺分画症,縦隔腫瘍,漏斗胸,肺葉性肺気腫,など |
腹壁 | 鼠径ヘルニア,臍ヘルニア,臍帯ヘルニア,腹壁破裂,総排泄腔外反症,尿膜管遺残,など |
消化管 | 先天性食道閉鎖症,先天性食道狭窄症,食道アカラシア,肥厚性幽門狭窄症,十二指腸閉鎖症,小腸閉鎖症,腸回転異常症,虫垂炎,腸重積症,壊死性腸炎,臍腸管遺残,結腸閉鎖症,消化管ポリープ,炎症性腸疾患,鎖肛,ヒルシュスプルング病,ヒルシュスプルング病類縁疾患,特発性便秘症,直腸脱,痔瘻,肛門周囲膿瘍,痔裂,胎便性腹膜炎,原発性腹膜炎,細菌性腹膜炎,など |
肝胆膵 | 胆道閉鎖症,先天性胆道拡張症,膵・胆管合流異常,門脈圧亢進症,肝腫瘍,膵腫瘍,など |
泌尿生殖器 | 停留精巣,水腎症,膀胱尿管逆流症,尿管狭窄症,異所性尿管,など |
腫瘍 | 神経芽腫,腎芽腫(ウィルムス腫瘍),肝芽腫,奇形腫,横紋筋肉腫,など |
その他 | 鏡視下手術,生体部分肝移植,など |
以上のように、対象とする疾患の領域は全身の広い範囲に亙っています。
また、NICU・産科協力の下、小児救急・新生児疾患にも力を入れています。
基本例
- 初期臨床研修 [卒後 1、2 年目]
- 臨床研修医としての修練
- 後期研修 外科専門研修 [卒後 3~5年]
- 一般外科医としての基礎を修練し、外科専門医取得を目指す。
- 小児外科医専門研修 [卒後 5年~]
- 本格的に小児外科に専従し、小児外科医としての技術修得を開始します。
3~4年間を目安に小児外科専門医取得可能な症例経験を積みます。
専門医取得に関して
専門医
- 外科専門医
- 小児外科専門医
認定医各種
- 日本周産期新生児医学会認定外科医
- 日本内視鏡外科学会技術認定医
- 日本静脈経腸栄養認定医
- 小児がん認定外科医
- 小児泌尿器科認定医 など