香川大学医学部 放射線医学講座は 1982年(昭和57)に香川大学の前身である、香川医科大学の開校とともに創設されました。
在任 1982年(昭和57年)4月1日〜1997年(平成9年)3月31日 就任時より診療,教育,研究の3つの柱を元に、全ての診療にバランスのとれた医師の育成を目指しました。核医学を専門とし、早くからPETの大学病院への導入を説き、教授退任後は香川医科大学附属病院長、香川医科大学学長として2002年(平成14年)に中四国の大学病院では最初にPET導入を行い、現在のPET診療の基礎を築きました。更に心臓カテーテル、心エコー以外の全ての画像診断を放射線科で行うため、各分野の専門医をスタッフとして配置し、単純写真から血管撮影まで幅広い画像診断を行う体制を確立しました。
在任1998年(平成10年)4月1日〜2008年(平成20年)3月31日 専門は中枢神経系および骨軟部の画像診断とIVR。開講以来助教授として診断・IVR部門の第1線で活躍し、当時、放射線科医が施行する機会の少なかった中枢神経系のIVR治療(離脱式バルーンによる内頸動脈海綿静脈洞瘻の治療など)を積極的に施行しました。教授就任後も臨床医として診療を最重要視し、この時期に臨床応用が開始されたマルチスライスCT(当時4列)を直ちに導入し、三次元画像診断の有用性を示しました。また放射線治療装置も2台更新し、がん診療の充実に向けての役割を果たしました。
在任2008年(平成20年)4月1日 専門は核医学診断。就任直後より附属病院のフィルムレス化やPET/CT、面検出器CT、腹部用フラットパネルIVR-CT、3台目MRIの導入を行い、最新医療を提供できる大学病院として地域に貢献すべく、日々指導を行っています。