看護学科紹介

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看護学科長 市原多香子

人生100年時代の長寿社会を迎えるにあたり、看護の役割も拡大されつつあり、社会の変化に柔軟に対応できる質の高い看護専門職者の育成が求められています。
医学部看護学科は、平成8(1996)年に看護学に関する教育・研究を行うことを目的として設置され、平成12(2000)年に看護学専攻(大学院修士課程)が設置されました。また、平成29年度より、高校生の多様な能力や体験及び活動から、主体性・多様性・協働性を多面的・総合的に評価する入試「香川大学 ナーシング・プロフェッショナル育成入試(AO方式)」を実施しています。看護学科では、教育理念に基づき、生命の尊厳を基本として、看護の問題を総合的に判断し解決できる知識や実践能力を養い、国際的な幅広い視野で地域保健医療の向上に寄与できる看護職者を育成するため、きめ細やかな教育を行っています。卒業後は、主に看護師として全国の国公私立大学医学部付属病院や国公立病院、また県内外の行政保健師として、あるいは養護教諭として就職しており、優秀な看護職を輩出してきました。

 

看護学科の特色

1.高度な知識と技術を備えた看護師養成と養護教諭課程選択

入学定員は60名で、入学後所定の単位修得により看護師国家試験受験資格を得ることができます。充実したカリキュラムにより看護学の基礎を学び、その後看護実践能力を深めていきます。卒業時には学士(看護学)の学位が与えられます。また、養護教諭課程を選択した場合は、教育学部と医学部で開設される教職課程を履修することにより養護教諭1種の免許を取得することができます。保健師課程は、社会の変革に対応する実践能力を備えた保健師育成を目指し、2019年度入学生をもって選択制を終了し、大学院修士課程で養成する準備をすすめています。

2.恵まれた教育環境

看護学科では学生自身の主体的な学習への取組みと学習意欲の向上をはかるために、アクティブラーニングを積極的に取り入れています。また、学内には実践的な看護技術を習得するための看護シミュレータや教育教材が充実しており、臨床現場で応用できる知識と技術を習得できます。また同じキャンパス内に医学科と臨床心理学科があることから、自らの専門性を高めつつ、他学部や他学科との交流をとおして協働性や多職種連携を学ぶことができます。このような教育環境の中で、いつでも相談できる指導教員制度を導入し、入学後のフォロー体制も充実しています。さらに、タイ国のチェンマイ大学をはじめとするASEANおよび東アジア諸国の学生および大学院生との国際交流が活発に行われており、多様な価値観を理解し、国際的な視野を持った看護職としての資質を育むことができます。

3.附属病院との連携による充実した実習環境

臨地実習は、看護基礎教育の中で重要な位置づけとなります。看護学科では同じキャンパス内にある医学部附属病院で多くの実習を行っています。学生一人ひとりの学びを重視して、臨床教授制度の導入や各部門に複数名の臨地実習指導者を配置して、看護学科教員と附属病院看護部および医師らと密接に連携して教育にあたっています。隣接する大学病院からの支援的環境は本学科の強みとなっています。

 

大学院の特色

大学院医学系研究科看護学専攻(修士課程)は、平成28年度より3分野10専門領域となり、生命と人間の尊重を基盤とし、保健医療、福祉及び社会の諸変化に柔軟に対応できる人材を育成することを目的としています。具体的には人々のQOL(Quality of Life)の向上を目指した科学的、実践的な課題解決ができる能力を有し、グローバルな視野で看護学の発展と人々の健康に寄与する研究を遂行できる人材の育成を目指します。大学院では有職者が離職することなく修学できるよう、昼間だけでなく夜間その他特定の期間等の開講や、申出により3年を就業年数とする長期履修制度があります。養護教諭一種免許状取得者は、修了時の申請で養護教諭専修免許状が取得できます。短期大学や専修学校等を卒業後一定期間の実務経験がある場合は、個別の入学資格審査により認められると出願することが可能です。

また、大学院医学系研究科看護学専攻(修士課程)では助産学コースが新たに設置され、2020年度より教育が開始されております。保健師養成のコースは2023年度開設を目指しています。

このように香川大学医学部看護学科には、「高度な知識」と「専門的な技術」を備えた看護専門職になるための学習環境が整っています。看護のプロフェッショナルとして、生涯にわたり研鑽しつつ活躍する情熱を持つ人の学びを全力でサポートしていきます。

香川大学医学部看護学科長 市原 多香子

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