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放射線診断科医についてコンピュータ断層画像(CT)、核磁気共鳴画像(MRI)、ポジトロン放出断層画像(PET)を始めとした様々な医用画像を使用し、病気の診断を行います。 現在、病気の治療の殆ど大半には画像診断が使用されます。それぞれの画像診断法には長所と短所があります。そのため適切に使用しなければ、時間とお金の浪費になり、また撮影されたデータを適切に解釈しなければ、診断の機会を失いかねません。画像診断を担う放射線診断科医は迅速かつ適切に診断を行うことが可能です。一般の方には知られない存在ですが、医療現場においては「医療の質」を決定する重要な職業です。 Interventional Radiology(IVR)は様々なカテーテルやガイドワイヤーなどの器具を使用して血管性病変や腫瘍性病変の治療を行います。カテーテル治療と聞くと心臓カテーテルによる心筋梗塞の治療が有名ですが、心臓以外でも体の様々な領域での治療応用があります。また現在でこそ、少ない侵襲性(体により優しい)治療法が世に認められてきていますが、1970年代よりIVRによる治療法を開始していました。 放射線技師(診療放射線技師)とはどう違っているのでしょうか。 放射線技師は診断においては画像診断装置を使用して適切な条件の画像(きれいな写真)を撮影することを行います。また機器の管理も行っています。放射線診断科医はどの診断装置を使用するか、またその病気に適切な診断方法や検査内容を放射線技師に指示します。 |
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