分析機能分野一覧

分析機能分野一覧

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遠心濃縮用冷却トラップ(TOMY CC-105)

〔基礎臨床研究棟6階 605号共用実験室〕
遠心濃縮機やゲル乾燥器のトラップとして利用できます。
遠心濃縮機(TOMY CC-105)を1台備えています。

〔仕 様〕

型名CC-105
回転数
1,400/1,700rpm(50/60Hz)
加熱選択OFF:加熱なし、LOW:40℃まで加熱、HIGH:65℃まで加熱
吸引口径外径
13.5mm
使用ヒータバンドヒータ
 400W

〔利用上の注意点〕

〇 トラップ内を真空引きしながら充分に冷却した後、バルブを開いて遠心濃縮機やゲル乾燥器の真空排気を始めて下さい。
〇 排気開始後、真空ポンプからいつまでも煙が出ていたり大きな音が続くときはリークしていますので、バルブを閉じて原因を取り除いて下さい。
〇 使用後はトラップ内の清掃を行なって下さい。

核酸スペクトルモニター(ファルマシア Gene Quant)

〔基礎臨床研究棟5階 523号分光分析室〕

 230、260、280、320nmの4波長で吸光度を同時に測定できます。プログラムされた計算機能により、それぞれの波長での吸光度から、核酸の濃度、A260/A280の情報が簡単操作で得られます。

〔仕 様〕

サンプル量
3μl〜2000μl

蛍光分光光度計( 日本分光 FP-6300 )

〔基礎臨床研究棟5階 523号分光分析室〕

 蛍光物質に励起光を照射すると、基底状態にある分子は励起光を吸収して励起状態へ遷移し、10−8〜10−9secの短い寿命で基底状態に戻ります。その時発せられる光を蛍光と呼んでいます。
 本装置は、その蛍光物質またはその介在による他の物質を定量することができます。

〔仕 様〕

波長範囲
0次光及び220〜750nm
分解能
2.5nm
検知器
励起側 :シリコンフォトダイオード
蛍光側 :光電子増倍管
温度コントロール
10℃〜60℃

蛍光マルチプレートリーダー(大日本製薬 フルオロスキャン アセントFL)

〔基礎臨床研究棟5階 523号分光分析室〕

 培養プレートや96ウエルプレート等の試料を、直接、蛍光測定あるいは発光測定できる装置です。
 各種酵素活性測定、細胞内カルシウム測定、レポータージーン測定、細胞毒性及び傷害試験、細胞増殖測定、細胞接着測定、活性酵素の測定、ATP測定、DNAプローブ測定、DNA定量、NO測定、蛍光発光ELISAなどが行なえます。

〔仕 様〕

測定モード
蛍光測定、発光測定
測定用フィルター
335nm(励起)
444nm(励起・測定)
460nm(励起・測定)
485nm(励起・測定)
538nm(測定)
544nm(励起・測定)
584nm(励起・測定)
590nm(励起・測定)
612nm(励起・測定)
感 度(蛍光測定)
0.075pmol/well(4-MeU)
(発光測定)
5fmolATP/well(Labsystems ATP Monitoring kit)
対応プレート
1〜384ウエルプレート、任意プレート(最大90×134×25mm)
ディスペンサー
シリンジタイプ(5〜1000μl)1台
インキュベーター
室温+3℃〜45℃

〔利用上の注意点〕

測定用フィルターは、特注も可能です。
使用フィルターを交換する場合は担当者に連絡してください。

高速冷却遠心機(日立 CR21GIII、CR21E)

〔基礎臨床研究棟4階 433号遠心機室〕

 遠心力をかけることによって、試料の分離、分画ができます。

〔仕 様(対応ローター)

RPR-9-2
最高回転数:8000rpm
最高遠心力:12,020G
Total Volume:500ml×6
RPR-10-2
最高回転数:9500rpm
最高遠心力:15,240G
Total Volume:500ml×4
RPR-12-2
最高回転数:12,000rpm
最高遠心力:22,220G
Total Volume:300ml×4
R12AF
最高回転数:12,000rpm
最高遠心力:22,500G
Total Volume:500ml×4
RPR-16
最高回転数:16,000rpm
最高遠心力:32,340G
Total Volume:80ml×6
RPR-18-3
最高回転数:18,000rpm
最高遠心力:39,120G
Total Volume:11ml×16
RPR-20-2
最高回転数:18,000rpm
最高遠心力:39,120G
Total Volume:50ml×8
RPR-20-3
最高回転数:20,000rpm
最高遠心力:45,170G
Total Volume:7ml×18
R10A2
最高回転数:10,000rpm
最高遠心力:16,200G
Total Volume:外周50ml×12
Total Volume:内周15ml×12

〔利用上の注意点〕

〇 試料のバランスは十分にとるよう注意して下さい。
〇 ロータによって決められた最高回転数以上の速度で回さないで下さい。
〇 遠心管は各自が持参して下さい。一部の遠心管は当施設で入手できます。
〇 使用後はチャンバ内の清掃をし、ロータは洗浄後所定の場所に戻して下さい。
〇 使用中に故障が発生した場合は、直ちに主電源を切り、現状を維持した状態で担当職員に連絡して下さい。

細胞破壊装置(ヒートシステム W-225R)

〔基礎臨床研究棟4階 432号超遠心機室〕

 可聴周波領域(約20kHz 以下)より高い振動数の音波を用いて、細胞や高分子 等を破壊したり切断したりする装置です。

〔仕 様〕

チップ
マイクロチップ(STANDARD MICROTIP)
フラットチップ(1/2"TIP)
周波数
20kHz以上

〔利用上の注意点〕

〇 チップを交換した時は、その都度チューニングを行わなければなりません。
〇 マイクロチップの最大出力は、7目盛りまでです。フラットチップは、10目盛りまで使用できます。
〇 運転中は熱が発生しますので、氷水等で試料容器を冷却しながら使用して下さい。

真空凍結乾燥器(FTS FD-3-85-MP、FD・1-54)

〔基礎臨床研究棟6階 605号共用実験室〕

 水溶液その他の含水物を凍結させて、水蒸気圧以下に減圧することによって水を 昇華させて除き、乾燥物を得ることができます。
〔利用上の注意点〕

〇 予備冷却槽が付いていませんので、予め試料を凍結してから使用して下さい。冷媒は利用者各自で用意して下さい。
〇 酸、有機溶媒の入った試料はできるだけ避けて下さい。もし、それらを使用する場合は、担当職員に連絡して下さい。
〇 試料層が厚いと乾燥に時間がかかりますので、なるべく表面積を大きくして使用して下さい。
〇 乾燥容器は当施設に置いてありますが、常時使用する場合は、利用者各自で用意して下さい。
〇 使用後はチャンバー内及び冷却管の清掃を行なって下さい。

自記分光光度計(日立 320)

〔基礎臨床研究棟5階 523号分光分析室〕

 特定の波長の光がセルを通過するときに吸収される光のスペクトル(吸収スペクトル)を測定することによって、セル内のサンプルの定量、定性ができます。
 本装置は、光源部、単色光部、光量調節部、試料セル部、光電変換器(光電子増 倍管、光電導セル)、指示部(メーター)から成り、単色部に回折格子分光器のモノクロメーターを用い、吸収スペクトル測定が可能になっています。チャート紙の横軸に紫外、可視の波長、縦軸に透過度、吸光度をとります。

〔仕 様〕

測定波長範囲
187〜900nm
波長精度
±0.2nm
測光正確度
±0.002Abs(Abs0〜0.5)
±0.004Abs(Abs0.5〜1)
分解能
0.07nm

ダブルビーム分光光度計(日立 U-2000)

〔基礎臨床研究棟5階 523号分光分析室〕

 本装置は、波長スキャン、タイムスキャン、多波長測定等が行える他、検量線を作成して濃度計算する定量機能があります。

〔仕 様〕

測定波長範囲
190〜1100nm
波長精度
±0.4nm
測光レンジ
Abs  -1〜3Abs
%T  0〜300%T
グラフプロッター付

タンパク質一次構造解析装置(パーキンエルマ ABI 492)

〔基礎臨床研究棟5階 524号原子吸光室〕

 ペプチド、酵素、蛋白質等がどのようなアミノ酸配列で結合しているのか、エドマン分解法に従ってN末端側からアミノ酸配列を決定する装置です。

〔仕 様〕

反応方式
Pulsed Liiquid法
反応時間
30分/サイクル
反応カートリッジ数
2個
感 度
10pmol〜(標準蛋白質 ベータラクトグロブリン)
(10pmolは分子量10,000ならば100ng)

〔利用上の注意点〕

本装置は担当職員が操作を行いますので、利用される場合は担当職員に申し込んで下さい。

超低温冷凍庫(サンヨー )

〔基礎臨床研究棟3階 332号超低温槽室〕

 この超低温冷凍庫は、常時 −75℃前後に保たれており、試料の長期保存や血液、検体保存に利用できます。
外気温30℃の時、庫内温度を−85℃以下に保つ冷却能力があります。
〔利用上の注意点〕

〇 持ち込まれる物品にはすべて所属、氏名および試料名を明記したラベルを貼って下さい。
〇 不要の試料を長期間保存しないで下さい。
〇 試料の出し入れは自由ですが、他の研究者の迷惑にならないよう迅速に行い、また、扉が持ち上がらないよう確実に閉めて下さい。
〇 突発事故のため運転が停止した場合は、保管の責任は負いません。

低温実験室

〔基礎臨床研究棟4階430号及び6階605号共用実験室〕

〔利用上の注意点〕

〇 4℃は主として実験用、−18℃は保存用です。
〇 各室に持ち込まれる物品にはすべて所属、氏名及び保存期間を明記したラベルを貼って下さい。また、実験終了後は速やかに持ち帰って下さい。
〇 突発事故のため運転が停止した場合の、保管の責任は負いません。
〇 動物の屍体は入れないで下さい。
〇 窒息の恐れがありますので、液体窒素容器は置かないで下さい。
〇 試薬、カラム等低温保管を希望する場合は担当職員に連絡して下さい。
〇 また、不必要に放置しないで下さい。

二次元電気泳動解析装置(BIORAD PDQuest)

〔基礎臨床研究棟5階 507号スキャナー室〕

 細胞内蛋白質を分離するために2次元電気泳動を行い、イメージングアナライザーによってスポット情報をデジタル化します。PDQuestソフトウェアでは、複数枚のゲルイメージを比較して変化のある興味深いスポットを検出することが出来ます。量的、質的に変化のあるスポットは病気や特定機能に関与する蛋白質であると予測できますので、2次元パターンを利用してディファレンシャル解析を容易にする解析ツールとして機能します。

PDQuestソフトウェアの主な使用目的は次の3種類です。
1.特異的なスポットの検出
2.発現量の比較
3.データベース作成機能

〔仕 様〕

スキャナー
GS-800 Calibrated Densitometer
コンピューター
Apple powerMac G4
ソフトウェア
PDQuest
Quantityone

飛行時間型質量分析装置(TOF-TOF)(BRUKER ultafleXtreme)

〔院生研究棟1階 101号NMR室〕

 MALDIイオン化法を用いたTOF/TOF構成のタンデム質量分析計。smartbeam レーザーによって、タンパク質組織イメージング、インタクトプロテイン解析、生物製剤またはオリゴQCからLC-MALDIプロテオミクスまでのワークフローで先例の無い分析およびマトリックスの柔軟性が可能です。また、広い質量範囲で高い分解能を示すのでゲル内消化したペプチド混合物の分析が安定して行えます。
最新のTOF/TOF技術:高効率で高感度な LID-LIFT プロセスは、ペプチドの MS/MS スペクトルにおいてノミナル質量分解能をもっています。 通常、数秒以内に数 fmol レベルのサンプルから完全な MS/MS データセットが取得できます。

〔仕 様〕

分解能:
40000(Reflector mode TOF)
質量精度:
1ppm(Reflector mode TOF―内部標準法)
〔付属機器〕
微量液体クロマトグラフ装置:EASY-nLC
試料分取(スポッター)装置:PROTEINEERfc
マトリックス自動塗布装置:ImagePrep

〔利用上の注意点〕

利用される場合は担当職員に申し込んで下さい。

表面プラズモン共鳴生体分子相互作用解析装置(Biacore社 Biacore2000)

〔基礎臨床研究棟5階 507号スキャナ室〕

 表面プラズモン共鳴(Surface Plasmon Resonance)理論に基づき、リアルタイムで生体分子の相互作用を測定する装置です。蛋白質、DNAなど生体分子間の特異的相互作用を、分子標識なしにリアルタイムでモニターでき、相互作用の速度論的解析を行うことが出来ます。
 リガンド−レセプター、免疫反応、転写因子、新規結合分子の探索等、様々な相互作用解析が可能です。

〔仕 様〕

操 作
全自動分析
必要試料容量
インジェクション量+20〜80μl
ダイナミックレンジ
40,000RU
結合試料回収
可能
1試料あたり測定時間
2〜10分間(標準)
フローセル数
4(同時測定可能)
フローセル容量
60nl
測定温度
4〜40℃

分光光度計(日立 U-3300)

〔基礎臨床研究棟5階 523号分光分析室〕

 パーソナルコンピュータで制御しており、フロッピーディスクにデータ等を保存し、再解析することができます。
 付属のセルホルダにより50μlの微量サンプルが測定できます。

〔仕 様〕

測定波長範囲
190〜900nm
波長精度
±0.3nm
測定モード
吸光度(Abs)、透過率(%T)、反射率(%R)、リファレンス側エネルギー(E(R))、サンプル側エネルギー(E(S))
コンピュータ部
HP(Intel Core2),Windows XP, フロッピーディスクドライブ内蔵
カラープリンタ付
ソフトウェア
MS-DOS、MS-WINDOWS分光光度計システムソフトウェア

分離用超遠心機(日立 CP80WX、70P、CP75β)

〔基礎臨床研究棟4階 432号超遠心機室〕

 遠心することによってできる溶液中の溶質の濃度分布の違いを利用して、分離分析を行なうことができます。

〔仕 様(対応ローター) CP80WX、70P、CP75β 共用

アングルロータ
RP-42、RP-55T、RP-65、RP-30-2、P50AT2、P45AT
ネオアングルロータ
P65NT
ゾーナルロータ
RPZ-35T(最高 30,000rpm)
スイングロータ
RPS-50、RPS-40T、RPS-50T、RPS-50-2、RPS-25-2
バーティカルロータ
RP-65VF-108

〔利用上の注意点〕

〇 超遠心機使用に際しては、その操作に充分注意を払って下さい。また、操作法等に不慣れな場合は担当職員の指導を受けて下さい。
〇 必ず、日立専用のロータを使用して下さい。
〇 ロータを落としたり傷をつけたりしないよう注意して取り扱って下さい。
もし、上記の事が起こった場合は、直ちに担当職員に連絡して下さい。
〇 試料のバランスは十分にとるよう注意して下さい。
〇 ロータによって決められた最高回転数以上の速度で回さないで下さい。
〇 遠心管は各自が持参して下さい。一部の遠心管は当施設で入手できます。
〇 使用後はチャンバ内の清掃をし、ロータは洗浄後所定の場所に戻して下さい。
〇 使用中に故障が発生した場合は、直ちに主電源を切り、現状を維持した状態で担当職員に連絡して下さい。

分離用小型超遠心機(日立 CS120GXL)

〔基礎臨床研究棟5階 432号超遠心機室〕

 遠心力をかけることによって、試料の分離、分画ができます。

〔仕 様(対応ローター)〕

スイングロータ
S52ST
最高回転数:52,000
最高遠心力(G):276,000
Total Volume:4.9ml×4
アングルロータ
S120AT2
最高回転数:120,000
最高遠心力(G):650,000
Total Volume:1ml×10
S45A
最高回転数:45,000
最高遠心力(G):125,000
Total Volume:1.3ml×12

〔利用上の注意点〕

〇 超遠心機使用に際しては、その操作に充分注意を払って下さい。また、操作法等に不慣れな場合は担当職員の指導を受けて下さい。
〇 必ず、日立専用のロータを使用して下さい。
〇 ロータを落としたり傷をつけたりしないよう注意して取り扱って下さい。
もし、上記の事が起こった場合は、直ちに担当職員に連絡して下さい。
〇 試料のバランスは十分にとるよう注意して下さい。
〇 ロータによって決められた最高回転数以上の速度で回さないで下さい。
〇 遠心管は各自が持参して下さい。一部の遠心管は当施設で入手できます。
〇 使用後はチャンバ内の清掃をし、ロータは洗浄後所定の場所に戻して下さい。
〇 使用中に故障が発生した場合は、直ちに主電源を切り、現状を維持した状態で担当職員に連絡して下さい。

マイクロプレートリーダー(コロナ MTP-120,SH-9000 Lab)

〔基礎臨床研究棟5階 523号分光分析室〕

 本装置は、96穴(8×12)マイクロタイトレーション用プレートの試料を、直接自動的に測定できるよう設計された光度計です。
 酵素免疫測定、細胞毒性試験、溶血反応試験等に利用できます。

〔仕 様〕

〔MTP-120〕
波長範囲
340〜800nm
波長選択
干渉フィルタ 405,415,450,492,510,535,570,595,630,850nm
測定範囲
−0.5〜2.000Abs(吸光度値リニア)
測定精度
±0.005Abs
測定時間
35sec/plate
〔MTP-120〕
測定モード
吸光度測定、蛍光測定、発光測定
波長範囲
200〜1000nm(吸光)
200〜 900nm(蛍光)
350〜 650nm(発光)
対応プレート
1〜384ウエルプレート、
インキュベーター
35℃〜45℃、1℃ステップで設定

〔利用上の注意点〕

プレートは利用者各自で用意して下さい。

ルミネッセンスリーダー(アロカ BLR-301)

〔基礎臨床研究棟5階 503号多目的実験室〕

 生物化学発光や化学発光反応における微弱発光の測定が可能で、ルシフェリン・ルシフェラーゼ反応を利用したATPの微量定量、ルミノーツ酸化反応を利用したH 2 O 2 、PODの定量や白血球食作用時の発光測定など、幅広い応用が可能です。

〔仕 様〕

測定感度
ATP 5×10^-14mol
測定モード
積分、ピークハイ、ピークパターン、モニター
測定室保温
室温〜50℃及び保温OFF
アナログ出力
0〜10mA
インターフェース
RS-232C準拠シリアルインターフェース

ルミネッセント イメージアナライザー(GEヘルスケア イメージクオント LAS-4010)

編集中

ルミノスキャン(ラボシステムズ社 L-5300027)

〔基礎臨床研究棟5階 523号分光分析室〕

 ルミノールやルシフェリンを利用した化学および生物発光反応における微弱発光を96穴のマイクロルミノプレート上で測定する装置です。
 白血球から産生される活性酸素の定量、ホルモン、サイトカイニン、ペプチド等の微量物質の測定、DNAの定量や細菌内の微量物質の定量等に利用できます

〔仕 様〕

測定感度
ATP 0.1fmol(1×10-16mol)
分注機能
ペリスタポンプ(4試薬)
インキュベーション
20℃〜43℃
測定速度
25秒/プレート
測定モード
8種類

〔利用上の注意点〕

プレートは利用者各自で用意して下さい。

キャピラリーDNAシーケンサー(Applied Biosystems PRISM 310)

〔基礎臨床研究棟6階 633号測定室〕

 本装置は従来のゲル版の作成、サンプルのローディング等、煩雑で時間のかかる操作を簡素化し自動化することによって、簡単に素早くデータを取得することができます。

〔仕 様〕

サンプル数
1〜48本
必要サンプル量
最小10μl以上
解析時間
150min/サンプル

〔利用上の注意点〕

使用に関しては担当職員にお問い合わせ下さい。

リアルタイムPCR(Applied Biosystems Prism7000)

〔基礎臨床研究棟6階 634号測定室〕

 96ウェルフォーマットにおけるPCR反応中の蛍光強度の増加をリアルタイムに測定し、定量PCR を行うことができます。蛍光5’ヌクレアーゼアッセイケミストリ(TaqManケミストリ)、SYBR GreenI Dyeアッセイケミストリの2種類のアッセイケミストリに最適化されています。
 さまざまな蛍光色素が使用できるので、マルチプレックスでの遺伝子発現定量、SNPsタイピング解析、Internal Positive Control(IPC)を用いた +/−アッセイなど、多色プローブを利用した様々なアプリケーションが実施できます。

〔仕 様〕

サーマルサイクラー
96ウェルブロックのペルチェ型
励起光源
ハロゲンランプ
蛍光検出
4色フィルターホイールとCCDカメラによる多色検出
ソフトウェア
SDS Analysis
Primer Express

リアルタイムPCR(Roche LightCycler クイックシステム330)

〔基礎臨床研究棟6階 633号測定室〕

 本装置は、PCR反応と同時にリアルタイム、オンラインで各サイクルの増幅結果を見ることができます。測定にかかる時間は30サイクル20分と、通常のPCRよりも短時間ですみます。
 メルティングカーブ分析により増幅産物間の分類が可能なため、アンプリコンの特異性を検証でき、メルティングカーブ分析におけるTm値変化でミューテーションの同定が可能なため、SNPs遺伝子型決定と変異解析を迅速かつ容易に行えます。

〔仕 様〕

装置機能
遺伝子増幅および蛍光検出一体化システム
検体数
32サンプル
反応容器
ガラスキャピラリー/プラスチック合成容器(20μl)
光学ユニット
励起波長: LED 470nm
検出波長: 530nm、640nm、710nm
ソフトウェア
リアルタイム蛍光測定ソフト

リアルタイムPCR(Applied Biosystems SteponePlus)

〔基礎臨床研究棟6階 633号測定室〕

 96ウェルフオーマットにおける精度の高い定量リアルタイムPCRを実現しました。蛍光検出のケミスト引こはTaqMan°プローブを使用したアッセイを用います。この方法は、リアルタイム定量、ジェノタイピングアッセイ、マルチプレックス反応において際立った特異性と感度を示します。 Stepone命システムはSYBR゛Green lケミストリにも対応しているので、経済性が要求されるターゲット遺伝子の同定や1次スクリーニングにも対応しますし、反応数の少ない実験をおこなう際にも最適です。

〔仕 様〕

装置機能
4色/96ウェル(Step one Plus システム)フォーマット
長寿命LEDを採用した光学検出システム(FAM/SYBR(R)Green、VIC(R) /JOE TAMRA ROXの検出が可能)
スタンダードモードと、Fast用試薬を用いたFastモード(40分以内にランが完了する)の両方が可能。
6つの独立分割した制御が行えるベルチェ・ブロックを搭載したveriFlex
検体数
32サンプル
反応容器
ガラスキャピラリー/プラスチック合成容器(20μl)
光学ユニット
励起波長: LED 470nm
検出波長: 530nm、640nm、710nm
ソフトウェア
リアルタイム蛍光測定ソフト

〔利用上の注意点〕

〇 消耗品等は利用者各自で用意して下さい。

ロボサイクラー(STRATAGENE社 RoboCycler Gradient 96)

〔基礎臨床研究棟5階 523号分光分析室〕

 温度グラディエントブロックを搭載しており、最適なアニーリング温度を1度の実験で決定することができ、時間や手間を節約する事ができます。
あらかじめ温度設定した4個のブロックに試料を移動させる為、ブロックの加熱及び冷却の時間がかかりません。

〔仕 様〕

サンプル数
96サンプル(0.2ml Thin-walled tube)
ウェル間温度均一性
±0.1℃

DNAサーマルサイクラー(宝酒造 PJ-1000,PJ-2000)

〔PJ-1000: 基礎臨床研究棟5階 506号分析室〕〔PJ-2000:基礎臨床研究棟6階 634号測定室〕

 PCR法を用いることによりin vitroで、微量DNAから目的とするDNA領域だけを2〜3時間で10万倍から100万倍に増幅することができます。また、マイコン制御により、急速で的確な温度コントロールとインキュベーションを自動的に行えるので、加熱および冷却の手間が省け、効率が格段に改善されています。

〔仕 様〕

サンプル数
48サンプル(0.5ml Micro Tube)
温度精度
4〜32℃ :±3.0℃
33〜100℃ :±1.0℃
最大温度変化速度
1℃/sec

DNAシーケンサー(ABI PRISM 377)

〔基礎臨床研究棟6階 633号測定室〕

 本装置は、4色蛍光1レーン検出法、さらに蛍光シグナル検出部にCCDカメラを採用することにより、正確で信頼性の高い電気泳動及び200bphの速度でのデータ収集が可能となっています。

〔仕 様〕

サンプル数
36サンプル
ランタイム
3.5時間(高速シーケンス)
7.0時間(ロングシーケンス)
サンプル量
1.5〜2μl
記録装置
3.5インチ 230MB MOドライブ

〔利用上の注意点〕

〇 初めて利用される方は必ず担当職員まで連絡して下さい。
〇 ゲル作成のために必要なゲルカセット、ガラスプレート、0.2mmスペーサー、シャークコーム等は利用者各自で用意して下さい。

DNAシーケンサー(ABI PRISM 3130ジェネティックアナライザ)

〔基礎臨床研究棟5階 506号分析室〕

 多用途の4本キャピラリ型DNAシーケンサーで、新開発ポリマーにより短時間でより長く、高精度のデータを得ることができます。また、de novoシーケンシングやリシーケンシング(変異プロファイリング)といったシーケンス解析だけでなく、マイクロサテライト解析、AFLP、LOH、SNPバリデーション、およびSNPスクリーニング等、多様なフラグメント解析にも使用できます。

〔仕 様〕

サンプル数
96本
4サンプル同時測定
ランタイム
ファーストラン60minで700bp解析可能
スタンダードラン120minで850bp解析可能

〔利用上の注意点〕

〇 本装置は担当職員が操作を行ないますので、利用される場合は担当職員に申し込んで下さい。なお、フラグメント解析の場合は事前に担当職員にご相談下さい。

DNAマイクロアレイスキャナ(Agilent Technologies G2565BA)

〔臨床研究棟3階 353号形態系共用実験室〕

マイクロアレイ上のスポットの蛍光強度を、高感度で正確に再現性よく短時間に読み取り、数値化を行うことができます。

〔仕 様〕

対応色素
Cyanine3、Cyanine5、Alexa555,647,660
励起光および強度
532nm(SHG-YAGレーザー、20mW)
633nm(HeNeレーザー、23mW)
検出感度
0.05cps
均一性
5%以下
分解能
5、10μm
スライドガラス
幅24.95〜26.1mm、長さ74.8〜76.45mm
厚さ0.9〜1.2mm、ミラーガラス不可
解析用コンピュータ
Windows 2000

PCRサーマルサイクラー(TaKaRa TP-3000)

〔基礎臨床研究棟6階 633号測定室〕

DNA増幅装置。グラジェント機能はありません。

〔仕 様〕

サンプル数
96サンプル(0.2ml PCR Micro Tube)
温度制御範囲
−5〜99.9℃
温度制御能力
1℃/秒以上
プログラム数
75パターン
サイクル数
99サイクル/パターン
ファイルの接続
制限なし
設定時間
1秒〜99分59秒、無限大

〔利用上の注意点〕

メモリーカードは利用者各自で用意して下さい。

PCRサーマルサイクラー(TaKaRa PCR Thermal Cycler Dice TP-600)

〔基礎臨床研究棟6階 633号測定室〕

 最大20℃の温度勾配を設定することができるグラジエント機能を搭載しており、一度の実験で反応条件の最適化を行うことが可能です。

〔仕 様〕

サンプル数
96サンプル(0.2mlチューブ)
温度精度
±0.5℃(30.0℃〜99.9℃)
±2.0℃(4.0℃〜15.0℃)
温度均一性
±0.5℃(30.0℃〜99.9℃)
PCR反応量設定
5μl〜150μl
グラジェント温度設定
40℃〜75℃(温度差6.0℃〜20.0℃)

〔利用上の注意点〕

消耗品は利用者各自で用意して下さい。

超高速LCU (日立 L-2000システム La Chrom Ultra)

〔基礎臨床研究棟5階 524号原子吸光室〕

システム耐圧60mPaと、低圧で使用可能な超高速・光分離分析用カラム(HITACHI La chrom Ultra C18,2μm粒子)の使用によって、従来HPLCの約10分の1の時間(日立社内比)で分析できます。

〔仕 様〕

L-2160U型ポンプ×2
2連プランジャ送液方式
最大吐出力:60MPa(0.001-2.500ml/min)
吐出流量範囲:0.001-5.000ml/min
デガッサ(R)内蔵
高圧グラジェントユニット
2連ポンプ流量制御方式
L-2200U形オートサンプラ
耐圧:60MPa
試料注入方式:ダイレクトインジェクション
試料注入量:0.1-50ul
高速注入サイクル
L-2300形カラムオーブン
温度制御方式:ブロックヒーティング+空気循環
方式温度設定範囲:1〜65゜C(1℃ステップ)
L-2485U形蛍光検出器
励起波長:200〜850nm
蛍光波長:250〜900nm(731nm以上はホトマル変更要)
スペクトルバンド幅]5nm
L-2455U形ダイオードアレイ検出器
検知素子:1024ビット フオトダイオードアレイ
波長範囲川90〜900nm
EZChrom El ite for H i tach i ver.3.1.8J
高速データ収集間隔:10ms対応
先行グラジェント、フルダウンロードモード

〔利用上の注意点〕

担当者:永井が他利用者との利用計画を取りまとめ、運営することになっています。ご了承下さい。