Instagram

Wind of olive(オリーブの風)

言葉の贈り物

2019年10月21日

緩和ケア認定看護師の植松です。

 

私は昨年より、緩和ケアチーム専従看護師として活動しています。

日々、患者さんやご家族の身体や心の痛みにふれながら、ゆっくりと時間をかけて色んな話を聴かせてもらっています。

 

痛みやつらさのお話だけでなく、ハーレーダビットソンのエンジン音の心地よさ、神戸のスイーツの美味しさ、夫婦円満の秘訣、フレンチブルドックの可愛さ、新人さんのやる気を引き出す指導法など患者さんの彩りある人生があふれるお話もたくさんあります。

 

そのような関わりの中で患者さんから、当たり前の日々を感謝すること、人生を楽しむこと、人を大切にすることそして、人生は限りある時間であることを教わります。また、与えられた人生を自分らしく生き抜くこととはどういうことなのかを学ばせてもらっています。医療・看護は決して一方向に提供しているものではありません。

ブログ用写真a.jpg

                 ~かわいい患者さんからの贈り物です~


先日、ある患者さんから頂いた言葉です。

「植松さん、わしは勘違いしとったわ、ごめんな。緩和ケアチームが来た時に葬儀屋さんチームが来てしまったと思ってた。でも何回も会ってるうちに、わしのことを考えて生きる力になってくれる人たちなんやと分かった。今は本当に心強く思って感謝しとる。わしのように緩和ケアを勘違いしとる人はたくさんおると思う。みんな受けられたらええのになと思う。こつこつと頑張って緩和ケアってええもんよと広げていってな」

 

緩和ケア認定看護師として活動する上で何より嬉しくありがたい言葉の贈り物でした。

今後も、出会えた患者さんとご家族の方々との一場面一場面を大切に丁寧に重ねるとともに、一人でも多くの患者さんへ緩和ケアが届くよう、仲間と共に普及に努めていきたいと思っています。

このページの先頭へ