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Wind of olive(オリーブの風)

脳卒中看護の楽しさを知ってもらうために

2019年10月31日

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の瀬尾です。

私は脳神経外科・泌尿器・副腎・腎移植外科で7年弱勤務した後、現在の救命救急センターに配属となり5年が過ぎました。学生時代から脳神経も泌尿器看護も苦手だったのですが、働くうちに脳腫瘍の患者さんへの看護が好きで、脳神経看護が楽しいなと感じていました。認定看護師には流れに身を任せた結果...が強いのですが、2年目、3年目頃に巨大未破裂脳動脈瘤の患者をプライマリーとして受け持つことが多かったことも脳卒中に興味を抱くきっかけになったと思います。私は大学時代、看護学科以外に放射線科、理学療法士学科、作業療法士学科、言語聴覚士学科とともに学びました。1年生からチーム医療論を学び、4年生では症例を交えてグループワークをしたりと、看護を学び出した時からリハビリテーションも私の中で非常に身近にあったものです。脳神経看護が楽しくて、リハビリテーションが身近、脳卒中リハビリテーション看護は選ぶべくして選んだ領域かなと思います。


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強い熱い思いで認定看護師になったわけではありませんが、教育課程の6か月間は密度の濃い時間でした。全国各地から急性期、回復期、色々な病院から集まった同期たちと朝から晩まで疾患のことについて勉強したり、患者さんのことを話したりレポートをまとめたり...。脳卒中のことだけを考えた期間は今の私の基礎となっています。勉強した分、今の患者さんへの看護の根拠につながっていてとても楽しく看護を行えています。

 

『追いつめられた人間でないと自分の領域は開くことはできない』

教育課程の時に教室の片隅に主任教員に貼られた言葉です。まだまだ認定看護師として未熟ですが、"脳"や"脳卒中"という分野は難しいと思う看護師は多いですが、難しくないよ、楽しいよということを少しでも広げられる活動ができたらと思っています。

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