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Wind of olive(オリーブの風)

援助者として大切にしていること

2019年11月27日

こんにちは、緩和ケア認定看護師の池田です。

 

私が資格習得を目指すきっかけの1つは、ホスピスチャプレン沼野尚美先生との出合いです。「人生の始めと終わり-誕生と死-には、特別な人の助けが必要、人の旅立ちを援助する人も必要。その人がその人らしく生ききるのを援助する努力をしています。」という先生の言葉は私の心に深く残りました。当時は医療用麻薬が今ほど普及していなくて、痛みから解放されることなく最期を迎える方も少なくなかった頃でした。

 

年月を経て、私は3年前から周産期科女性診療科病棟で勤務しています。新しい命が無事に生まれてくるように、最期までその人がその人らしく生ききることができるように、スタッフ皆で考えながらケアに努めています。

苦しんでいる人のよき援助者となれるよう、その人に関心を持ち、日常のケアを通して患者と信頼関係を築きながら、ケアのなかで「その人が何を大切にしているのか」「一番の心配や不安、体以外の気がかりなこと」などを意識的に問いかけ話していただくことを日々心がけています。

また、援助者として在るためには、美しいものを見たり自然にふれたりと、自分をいたわる時間を作りだすことも大切だと思っています。写真は昨年、京都の高台寺で撮影したもので、今年も秋が深まる頃に紅葉狩りを計画しようと思っています。

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