Wind of olive(オリーブの風)

2020年6月11日
皆さんこんにちは。東病棟6階の看護師長です。
ここは、眼科・皮膚科・整形外科の混合病棟です。短期入院・手術・退院支援と1日があっという間に過ぎてしまうこの病棟で、1年間頑張ってきた2年目看護師2名に、この1年を振り返ってもらいました。
僕の思い描く看護師像は、優しく安心感があることでした。目に障害のある患者さんにそれを提供することは想像以上に難しいことでした。しかし先輩看護師は言葉のテンポや言葉遣い、体に触れるタッチングにより患者さんの不安を軽減していました。時に厳しい言葉や態度で激励することもありますが一緒に勤務することで本当の優しさを見つけることができ、今はその姿に少しでも近づけるよう日々努力しています。短期入院が多い部署で知識のほかにアセスメント能力も問われますが、患者さんに寄り添うケアもでき充実しています。
私は失明の恐怖と闘う患者さんの姿を目の当たりにしたとき、患者さんの恐怖に心が痛んだことを昨日のことのように思い出します。あっという間の1年間でした。思い出せば1年前、初めて病棟に案内されたとき、「ようこそ!東6階へ!」というウエルカムボードが扉に貼ってあり、ロッカーには、「一緒に頑張ろう!」とプリセプターからのメッセージ、そして2月、最終評価の時には、先輩スタッフ全員から頑張ったね!とメッセージカードを頂きました。支えてくださった先輩方そして患者さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に1年間よく頑張りましたね。疲れてへとへとになったこともあったと思います。そんな時リフレッシュできるお休みを取得できるよう調整することが私の仕事ですね。!(^^)!最後に、眼科看護師あるあるを紹介します。カラコン装着女子に一言「散瞳してる?」(黒目が異常に大きい)よ~く観察できていますよね。眼や外見だけではなく、患者さんの内面にも寄り添った看護を一緒に提供しましょう。
2020年6月10日
みなさん,こんにちは.
東病棟5階(消化器内科・総合内科・共通病床),教育担当副看護師長のNです.
今回は,2年目看護師Mさんと,プリセプターKさんへのインタビューを通して,病棟の新人教育についてご紹介します.
−−−Mさん,昨年は新人看護師でしたね,振り返ってみていかがですか?−−−
M「私は,香大の卒業生でないことで,不安が大きかったです.カルテの読み方もわからず,覚えることも多く戸惑いました.でも,慣れるまでは先輩と一緒に行動し,経験できたので,安心して業務を行うことができました.この1年を通して,経験する大切さを学びました.だいたいの業務はできるようになり,頑張ってよかったなと思います.これからは,もっと患者さんの気持ちに寄り添えるように勉強していきたいです.」
−−−プリセプターの先輩との関わりはどうだった?−−−
M「Kさんとはなかなか勤務が一緒になれなかったのですが,他の先輩方もすごく丁寧に教えてくださり,ありがたかったです.Kさんとは,年に3回のOJTチェックで,ゆっくり一緒に話し合いながら,未経験の項目を確認できました.Kさんが自分の失敗談を交えてアドバイスをくれるので,失敗も前向きに捉えることができました.」
−−−プリセプターKさんから見て,Mさんはどうですか?−−−
プリK「Mさんが,1年でこんなに成長するとはって感じで,本当に見違えました(笑).2年目では,プライマリーナースとして複雑な病状の患者さんを受け持つことも多くなるので引き続きサポートしたいなと思っています.」
−−−Mさん,看護師を志す後輩に一言お願いします−−−
M「はじめはしんどいことも多く,大変だと思います.先輩が厳しいと感じることもあると思うけど,振り返ると,自分のために言ってくれたと,わかるようになるので挫けずに一緒に頑張りましょう!」
−−−今年度の新人さんたちもぐんぐん成長中です!−−−
2020年6月10日
こんにちは。
ICUには、今年度2名の新人を迎えました。入職して約2か月が経過し、2名とも順調に成長しています。今回はそのお二人から、就職してから現在までの気持ちを語ってもらいました。
【Aさん】
4月に看護師として入職してあっという間に2ヶ月が経ちました。実際に現場で働くことは、学生時代の実習とは全く違う責任の重さを感じています。まだまだ慣れない環境で分からないことや戸惑うことが多く、緊張と不安の毎日です。そしてICUではより幅広い高度な知識が必要になるため、勉強がまだまだ足りないと痛感しています。しかし優しい先輩方に丁寧に指導していただき、今はまだ出来ることは少ないですが、入職したばかりの時に比べて少しずつ成長できていると感じています。
今現場では、先輩看護師にフォローしてもらいながら、患者さんを1人受け持ち、ICUでの基本的な業務や看護を行っています。適宜、報告・連絡・相談することを心がけながら看護に取り組んでいます。患者さんの病態や観察したことを繋げてアセスメントすることが難しいですが、まずは自分で考え、その後先輩看護師に教えて頂き、加えて自己で勉強することで知識の定着へと繋げています。
【Bさん】
ICUは術後の集中管理を必要とする患者さんを看護しているので、様々な情報をアセスメントしていく力が必要になります。私はまだその能力に欠けますが、先輩方が丁寧にアセスメントの方法を教えてくださるので、安心して看護ができています。日々勉強をして知識を増やし、次に同じような状況になった時に点と点が繋がる瞬間が楽しいです。また患者さんに1日中向き合え、患者さんのことをじっくり考える時間が持てます。患者さんにありがとうと言われることが、仕事をしていて1番の励みになっています。知識を増やしたり、技術を身につけたり、まだまだやらなければいけないことは山積みですが、これからも精一杯頑張りたいと思います!
2020年6月 8日
こんにちは。
私は南病棟2階に勤務して5年目の看護師です。今年度はプリセプターとして、新しく来てくれた新人さんのフォローをさせて頂いています。
南病棟2階は、周産期科女性診療科の病棟です。婦人科疾患を抱えた患者様や周産期(主に妊婦さん)の患者様がおられ、私たちの病棟は女性のライフサイクルに大きく関わります。新しい命の誕生を迎えるための支援から、患者様とご家族にとってできるだけよい最期を迎えるためのケアまで、幅広くかかわらせて頂いていることに日々責任感とやりがいを感じながら仕事をしています。
さて、今年度は2名の新人さんたちが南病棟2階に来てくれました。緊張しながらも毎日新しいことを覚えて前に進もうと頑張っている彼女たちを見ていると、期待と不安でそわそわしていた入職したての頃を思い出します。
今年の4月は新型コロナの影響で全体研修が中止となったため、プリセプターや教育担当の先輩看護師とともに、病棟で技術演習や知識の確認を行っています。「患者さんにとって話しやすい看護師になりたいです。」「患者さんから相談したいと思われるような、親しみの持てる看護師になりたいです。」と目指す看護師像を教えてくれた新人さん。私も改めて、患者様やご家族との信頼関係を大切に、温かい看護をしていきたいと思いました。今年1年を通して、新人さんとともに成長していけるように頑張ります。
みなさんも私たちの病棟で、是非一緒に働きましょう!スタッフ一同お待ちしています。
2020年6月 8日
看護師9年目となり、先輩から学んだ事を後輩に指導する立場となりました。
今回初めてプリセプターという役割を担う事となり、私に十分な指導ができるのか不安でした。プリセプティと関わる中で不安と緊張でいっぱいだった新人の頃を思い出しました。新人時代、他の同期に比べ要領や覚えるのが悪く、何をするにも時間がかかりたくさんの方に指導を受けていや事を今でも思い出します。自分のプリセプテイ時代を振り返り、どのように教えたら理解しやすいだろうと考えています。プリセプテイには焦らず自分のペースで成長して欲しいです。そしてこれから、知識や技術をプリセプテイと一緒に成長出来るように頑張ります。
2020年6月 5日
子どもたちの笑顔のために東病棟2階(小児病棟)で勤務している6年目の男性看護師です。
東病棟2階は、小児科、小児外科、形成外科・美容外科が主体になっていますが、あらゆる科の15歳以下の子どもが入院するため、様々な疾患や看護について学ぶことができます。
病気になった子どもたちやその家族と関わるのは辛いときもありますが、子どもたちが見せてくれる笑顔や「ありがとう」の言葉に支えられ、がんばっています。
病棟の取り組みとしては、疾患により1年以上の長期入院になる患児もいるため、少しでも子どもたちやその家族が笑顔になれる機会を増やそうとイベントを行っています。チャイルドプランニング係(1~3年目看護師を中心に構成された遊びを提供する係)を中心に季節を感じる掲示、七夕、夏まつりやハロウィン、クリスマス会の開催、絵本の読み聞かせなどを行っています。また、当院には小・中学校の院内学級はありますが、就学未満の子どもたちの保育の場はありませんでした。昨年から院内保育を立ち上げ、未就学の子どもたちが同年代の子どもどうしで遊びながら学んだり、入院によるストレスを発散できるように取り組んできました。実は、4月から保育士さんが不在となり、今は看護師と看護補助者のみでがんばっております。保育士さんも募集しています。
私が6年間勤務し、感じたことは、治療をがんばっている子どもたちやその家族の笑顔に勝るものはなく、本当にかけがいのないものだと実感しています。
東病棟2階は男性スタッフも多く、時にはパパに、時には先生に、時にはゲームの対戦相手となり日々奮闘しています。男女問わずとっても働きやすい職場なので、当病棟で働く機会があれば、ぜひ子どもたちやその家族が笑顔になれるように寄り添い、小児看護についての知識や看護観を一緒に高めていきましょう。
2020年6月 4日
就職して1年経過しての想い
新人看護師、新社会人として入職し早1年が経ちました。私達にとってこの1年間はあっという間でした。新しい環境、臨床現場に慣れることから始まり、はじめはできないことが多く緊張や不安でいっぱいでした。しかし、優しい先輩方や仲の良い同期に恵まれ、サポートを受けながら少しずつできる事を増やし、乗り越えることができました。
現場では主にプリセプターやチームナースとペアを組み、看護を行います。患者さんの観察、実践的な技術についてその場で教えて頂き、実施することで学びをすぐに活かすことができます。また、ペアで行動するため疑問に感じたことをすぐに聞き解決できるという事、加えて自己で勉強することで知識の定着に繋がります。
さらに、当院では輸液ポンプの使用方法、採血、静脈ルート確保等の様々な教育研修があり、知識だけでは補えない部分も研修により実践をイメージでき、病棟でも自信をもって行うことができます。些細なことでも出来たことが自己の自信になり自分自身の意欲向上に繋がっていくと思います。
この1年間は楽しいことばかりではありませんでした。自分の力のなさを感じ、辛く辞めたいと思うこともありました。しかし親身になって相談に乗ってくださる師長さん、先輩看護師のおかげもありこの1年間はとても充実し実りのある1年にすることができました。また、同期間での励まし合いや支え合いがあったことも1年間を乗り越えるうえで大きな力の源でした。まだまだ課題もたくさんありますが、これからも初心を忘れず同期間で励まし切磋琢磨しあいながらステップアップしていきたいと思います。
2020年6月 4日
こんにちは。東病棟3階3年目看護師です。私たちは、日々励まし合いながら3年目を迎えることができました。
また東病棟3階ではWOC認定看護師が2名所属していることも強みであり、専門知識を取り入れながら日々の看護を行うことができています。また、透析室と一体化したことで、維持透析を行っていく患者さんに実施している指導内容などに興味を持ち、スタッフ全員で病棟、透析室と双方で共通の指導を行っていけるよう日々情報共有をし、維持透析先でも活きる看護ができるよう努めています。ユニット化となり、スタッフ数も増えたことで和気あいあいとし、更に活気づいた魅力のある職場です。そんな東病棟3階を今後とも宜しくお願い致します。
最後になりますが、私たち同期4人は、プライベートでもわいわいとはしゃいだり、息抜きをしながら、これからも自分たちを高め合っていきたいと思います。
2020年6月 3日
こんにちは!整形外科病棟2年目看護師です。
あっという間に一年が経ち、仕事にも慣れてきて毎日慌ただしくも充実した日々を送っています。
この一年は本当に学ぶことが多く、学生の頃の授業や研修での勉強と、実際に現場で患者さんに関わり行う看護との違いや難しさを感じることも多くありました。
入職した頃は右も左もわからずできない自分に落ち込むこともありましたが、気の合う同期や優しい先輩方に支えられ一つずつ自立してできることを増やしていくことができました。看護体制はPNSをとっており、自分一人で抱え込まずにいつでも相談できるパートナーがいるという点では環境に恵まれているなあと感じます。
整形外科ではクリニカルパスに沿って治療が進んでいくことが多いのですが、仕事に慣れてきた反面、ルーティン化してしまうのではなく一つ一つの技術や知識に根拠を持って行うことが大切だと感じています。
また、整形外科といっても入院される患者さんには循環器系や呼吸器系などほかにも既往歴を持っている方もいらっしゃるので、幅広い知識が必要になります。
そのため、普段何気なく行っている行為や技術を振り返り「なぜそうなのか?」と根拠を考えながら行ったり、常に新たな知識を身につけるように心がけています。
また、積極的にコミュニケーションをとることで患者さんの思いやこれまでの生活のことなどをお聞きし、日々の看護や退院支援に繋げていくことができたらいいなと思っています。
【注射の確認】
2年目としては、プライマリー患者を持ち始めてまだ数人なので、しっかりとコミュニケーションを図って自分が一番理解すること、そして患者さんの意思に沿った治療や今後の生活が送れるよう支援していくことを目標にしています。
春からは新たに後輩が入ってきたので、気を引き締め先輩としての自覚を持って学ぶ姿勢を忘れず頑張ります!
2020年6月 2日
こんにちは。今回は、外来・検査部の看護についてご紹介したいと思います。
実習で病棟には行くけれど、外来ってあんまり馴染みが無いな。外来での看護って何をしているの?そんな風に感じる人も多いのではないでしょうか。
内科、脳神経外科、整形外科、形成外科、皮膚科、眼科、歯・顎・口腔外科耳鼻咽喉科、小児科、小児外科、泌尿器科、外科、周産期女性診療科、精神科、麻酔・ペインクリニック科、採血室。内科と外科は、さらに各科に細分化されます。これらの科に、38名の看護師がローテーションを組みながら対応しています。糖尿病療養指導士をはじめ、禁煙指導、HIV、腹膜透析、人工心臓、移植看護など、多岐にわたる高い専門性を持っています。患者さんが、安全に治療や検査を受けられるように、病棟や他職種と連携を図りながら日々の看護に努めています。
【患者さんに説明中】
私は、入職時から7年間病棟看護を経験し、産休から1年半の育休取得の後、昨年5月に外来・検査部に配属となりました。私が実感した病棟と外来の違いは、患者さんが生活の場に帰って行く、ということです。入院中であれば実際に目で見て確かめ、24時間継続して看護を提供することができます。しかし、外来で患者さんと関わることが出来るのは、僅かな時間に限られます。侵襲のある処置をした後、抗癌剤の有害事象が出現している時、悪いニュースを聞いた時・・・あらゆる重たい荷物を持って帰らなければならない患者さんがいます。荷物を出来るだけ軽くして、持ちやすくして帰ってもらいたい。患者さんに指導したり、お話を聞きながら、そんな風に考えるようになりました。
さて、まだまだ制限がある日常が続きますね。私は自宅での時間が増えたので、今までやりたいと思っていたけど二の足を踏んでいた子どもと一緒にクッキー作りをしてみました。制限があるからこそ出来ることもありますね。皆さんの日常にも、ささやかな楽しみが沢山見つかりますように。