Wind of olive(オリーブの風)

2021年6月 2日
こんにちは、東病棟6階の教育担当看護師です。
東病棟6階は、眼科、皮膚科、整形外科の混合病棟です。手術目的で入院しほとんどの方が短期入院というのが特徴です。高齢で施設からの入院や介護サービスを受けている方も多く、外来や総合地域医療連携センターの退院支援看護師と連携し、入院前から退院後に向けて継続できるよう支援を行っています。
1日に入院患者さんが15人を超える日もあり、忙しい毎日ですが日々患者さんの気持ちに寄り添いながら看護を行っています。昨年1年間頑張ってきた2年目看護師にどんな病棟か尋ねてみました。
『短期入院の患者さんが主ですが、合併症で糖尿病、認知症の方も多く、患者さんを理解するために日々勉強、先輩から学ぶ姿勢が重要だと感じます。忙しいこともありますが、先輩看護師とともに看護し、患者さんにもスタッフにも温かい病棟です。』
『病棟では技術も経験も未熟な私を1年間、優しく時には厳しく先輩たちが見守ってくださり、安心して1年間経験することができました。入退院が多いため、患者さんとの関係性を築くのが難しいなと感じる毎日です。頼りになる先輩方の背中を追いかけて患者に安心してもらえるような看護師を目指しています』
笑顔いっぱいで頑張っている2年目看護師。病棟の中でも成長して頼もしく感じる毎日です。
その他に、空床利用で他科の患者さんの入院・転入もあり、いろいろな疾患の患者さんに出会うことができます。病棟ではその機会を大事にして日々学習の毎日を過ごしています。
今年も3名のフレッシュナースが加わりました。緊張した毎日であると思いますが、『病棟全員で新人を育てる』を合言葉に、皆笑顔で頑張っています。多忙な業務の中でもお互い協力しあってより良い看護を実践する!それが東病棟6階です。
2021年5月28日
みなさん、こんにちは。
私は外来化学療法室に勤務している12年目の看護師です。
外来化学療法室では外来通院する患者さんに対して、化学療法薬(殺細胞性抗がん薬・分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬)や生物学的薬剤、新薬の開発に向けた治験薬の実施など高度で最新の点滴治療を行っています。
外来化学療法室にはリクライニングのチェア、ベッドが計20台設置され、リラックスして治療を行って頂けるよう、各チェアにテレビが設置されています。専任看護師が常駐し、患者さんの安全にも配慮して投薬管理を行っています。
化学療法室で治療する患者さんは入院中の患者さんとは違い、自宅で生活をしながら治療を行っています。患者さんの生活に合わせた介入が必要となってくるため、コミュニケーションの中で情報収集を行い、必要な情報を提供しています。患者さんの状況に合わせて、専門看護師や認定看護師、栄養士、ソーシャルワーカーなど各専門職職種と連携しています。
外来化学療法を行っている患者さんの悩みとして多いのが、食事についてです。看護師の方でも、食事についての指導も行っていましたが、専門的な介入として2019年度から栄養士さんも外来化学療法室で治療中の患者さんへ介入してくれるようになりました。2020年12月からは外来化学療法室の看護師と栄養士の情報共有を目的として、月に2回カンファレンスを行う事になりました。栄養士さんと看護師とのコミュニケーションの機会も増え、必要時に介入をお願いしています。
外来化学療法室は病棟と違い、短い滞在時間の中で投薬管理を行いながら必要な情報をとるため、異動してきた時には患者さんとの関わり方に戸惑いも感じていましたが、現在ではやりがいも感じています。がん看護に興味のある方は、ぜひ外来化学療法室で働いてみませんか。みなさんと共に働く日が来ることを心よりお待ちしています。
2021年5月26日
南病棟6階は、呼吸器内科・呼吸器外科、抗加齢血管内科の病棟です。今年度、3名の新採用者を迎えました。それぞれの新採用者から、自己紹介と意気込みを語ってもらいます。
「南病棟6階に配属になり1ヶ月が経ちました。患者さんの命と向き合う責任の重さを日々感じています。まだ何をするにも不安でいっぱいですが、少しずつ環境に慣れ、先輩方の暖かいサポートと患者さんからの『ありがとう』という言葉を励みに頑張っています。『誰からも信頼され、心に寄り添うことのできる看護師』を目指し、日々成長できるよう明るく笑顔で頑張っていきます。」
「看護師として入職し、早1ヶ月が経ちます。4月当初は、経験したことがないことばかりで戸惑うことも多くありましたが、少しずつ出来ることも増えてきました。その一方、自分自身の未熟さと看護師としての責任の重さを日々実感しています。先輩方から丁寧に指導して頂けることに感謝し、正しい知識と確かな技術を習得できるよう、同期と支え合いながら努力していきます。」
「今年度、南病棟6階に配属になりました。少しずつ病棟に慣れてきましたが、まだまだ分からないことも不安なこともたくさんあります。そんな中ではありますが、先輩方の優しく丁寧な指導に支えていただきながら、日々の関わりの中で患者さん一人一人と向き合い、安心・安全の看護を提供できるように頑張っていきたいと思います。」
3名の新採用者の、これからの看護師としての成長に期待したいと思います。皆様、よろしくお願いいたします。
2021年5月22日
こんにちは。私はMFICUの6年目助産師です。
当院は総合周産期母子医療センターであり、多くのハイリスク妊産褥婦を受け入れています。西病棟2階・MFICUではハイリスクに対応できるよう産科急変時シミュレーションを年に2~3回行っています。実際の重症事例を元に状況設定を行い、医師役・助産師役・患者役を決めて演習を行っています。毎回多数のスタッフが参加し、本番さながらの緊張感の中実施しています。演習後には良かった点や改善点をフィードバックすることで、実践に活かせるようにしています。
企画運営は先輩から後輩へと代々引き継がれ、毎回メンバーを増やしながら活動しています。昨年度までは有志で集まったメンバーで活動していましたが、今年度からは病棟活動グループとして取り組んでいます。より一層メンバーと協力して、スタッフの知識・技術向上を目指すことで、患者さんが安心でき安全な看護が提供できるよう日々精進しています。
2021年5月17日
東病棟7階は、耳鼻咽喉科、頭頚部外科、歯科・顎・口腔外科、形成外科・美容外科の混合病棟です。対象となる患者さんの病態は多岐にわたるため、入職したばかりの頃は何をどこまで勉強すればよいのか分からず不安がありました。しかし、教育担当の先輩方がどんな自主学習をしていけばよいのかをリスト化したチェックリストを作成して下さったため、始めの頃はそれを用いて自己学習を進めることが出来ました。また、1年目のうちは、何ができて何ができないのか、また何に関して理解が不足していないかを自身で理解し、それらを先輩Nsに伝える事が大切です。そのために定期的に1年目Nsの成長を振り返る機会を設けて下さったため、その都度課題や目標を再構築することができます。そうすることで、今の自分には何が足りないのか、それらを克服するためには何をする必要があるのかを考え過ごしていくことができ、徐々に業務に慣れていくことが出来たと思います。
さらに東7階では、誰にでも話しかけやすい雰囲気があります。慣れないうちはどうしても、「先輩に質問してもいいのか」、「声をかけても迷惑ではないか」と不安な気持ちを抱くと思います。しかし、「分からないことはあるか」、「不安なことは無いか」など先輩方の方から気にかけて下さったため、次第に自分たちの方から仕事の話やプライベートな話まで自然とできるようになっていきました。そのような働きやすい環境であったことも自分たちが1年目を乗り越える事ができた要因の一つではないかと感じています。
このように、不安や分からないこともある分それ以上に学ぶことも多く、できることが増えていく達成感を沢山感じることが出来ます。学んでいくことは簡単ではありませんが、それを支えて下さる先輩や同期がいてくれたこそ私達も乗り越える事ができました。皆さんも是非東7階で一緒に成長していきましょう!
2021年5月11日
みなさん、こんにちは。
私は南病棟7階に勤務している5年目の看護師です。
南病棟7階は、血液内科、膠原病・リウマチ内科、内分泌代謝内科の病棟です。中には慢性疾患であるため、入退院を繰り返される患者さんもいらっしゃいます。病気と付き合っていくことが必要な患者さんにとって精神的なサポートが重要になります。辛い場面に遭遇することもありますが、辛い治療に耐え、無事自宅に退院される患者さんを見るととても嬉しくなります。大変な職業ではありますが日々やりがいを感じています。
私は今年度プリセプターをさせて頂いています。今年度は4名の看護師さんが南7階に来てくださいました。プリセプターをさせて頂き、先輩方に教えていただくことばかりだった頃から、教える立場になり、先輩のすごさを毎日身にしみて感じています。まだまだ先輩に習うことばかりですが一年生と一緒に成長していきたいと思っています。
また、私には同じ部署の同期が3人います。入職当初は私が香川大学を卒業していないこともあり、知らない同期ばかりで不安な面も多かったですが、今ではなくてはならない存在です。1年生のころから励まし合い、たまには愚痴をこぼしながら5年目を迎えました。5年目になり、プリセプターを3人でさせて頂いている今年度は、同期の大切さを改めて感じています。
南病棟7階でみなさんと働く日が来ることを心からお待ちしています。
2021年4月17日
COVID-19の影響で大変な卒業年度を過ごしてきた新採用者を迎えました。2020年7月31日
香川大学医学部附属病院 看護部ではKNADS(看護実践能力開発システム)に沿って研修計画を立てています。
GradeⅠ~GradeⅤまでの各レベル毎の年間計画の他に、プリセプター研修や看護補助者研修、管理者研修など役割毎の研修、認定・専門看護師によるエキスパート研修など充実した内容となっています。
しかし、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で新採用者研修からeラーニングや課題学習に代替するなど計画変更を余儀なくされてきました。
感染予防のため集合研修は3密を避ける必要があり、3か月は中止・延期の措置を取ってきました。
日程調整や会場確保などが整い、7月22日より感染対策を行いながらリモート研修に変更して再開しています。
例年と違う形態に準備や打ち合わせに時間がかかりましたが、受講生も抵抗なく受け入れられていたようです。
2020年7月21日
こんにちは。
私たちは総合地域医療連携センターの看護師です。
総合地域医療連携センターってどんなところ?と思われている方も多いと思います。
名前の通り、地域と病院をあらゆる部分でつなぐ部署で、患者さんが安心して地域で
生活できるように支援することを目的にしています。
入院が決まった時から、入院中及び退院後の生活全体を視野にいれ多職種協同の
アプローチを開始します。
安心して退院できるように、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ・地域の病院と連携を図り
支援体制を整えることもあります。
その他にも患者さんの抱える療養上の様々な問題に対する相談や支援を専従の看護師や
メディカルソーシャルワーカーや事務職員が医師等と連携を取りチームで対応しています。
私たちの部署が他の部署と大きく違うところは、院外の訪問看護ステーション・
訪問診療医・ケアマネージャー・社会福祉士・行政職員・保健師等と連携をとっていることです。
「顔のみえる関係」をモットーに、1年間に数回地域の方々をお招きし、研修会やグループワークを行い
関係づくりを心がけています。
今年の七夕飾りは、総合地域医療連携センター前の廊下に飾られ、皆様のおねがいがゆれています。
来年は、例年通りの飾り付けや七夕コンサートがおこなえますように。
2020年7月21日
今回は緩和ケアセンター看護師について紹介します。
緩和ケアセンターには、がん看護専門看護師、緩和ケア認定看護師、がん化学療法看護認定看護師がいます。主な役割と活動内容は、患者さんに最適ながん医療と適切な緩和ケアを提供するために、外来でのがんの告知時や、より深刻な病状の説明時に同席し患者さんが医師からの説明を正しく理解し、今後の治療や生き方についてよりよい選択と決定ができるための支援をしています。また、患者さんが安全に治療を受け、安心して自分らしい生活を送ることができるための相談やアドバイスを行っています。病棟では、患者さんの痛みや不安など苦痛の対応について、病棟スタッフから相談を受け、どのような看護が必要なのかを一緒に考え、ケアのアドバイスを行っています。また、つらさを抱える患者さんや家族には、ゆっくりと時間をとって話を聴かせてもらう時間を大切にしています。
患者さんや家族が抱える苦痛や問題は多岐にわたり、個別性も高く、どのようなサポートが患者さん家族にとっての最善に繋がるのか悩む場面もたくさんあります。
一方で、患者さんや家族の人生の大切な場面により深く関わらせて頂くことでの学びは多く、感謝の言葉を頂いたり、患者さんが自分らしくいきいきとした表情で過ごされている様子を見ることは看護師としてとてもやりがいや喜びを感じます。
誰かを支える人は誰かに支えられるべき人でもあり、また、誰かを支えることで自分が支えられていることもたくさんあります。これからも緩和ケアセンター看護師は、コミュニケーションと笑いとチームワークを大切に、一人でも多くの患者さん家族、またスタッフの力になれるよう努めていきたいと思います。