
INTERNATIONAL CONTRIBUTION
国際貢献実績
カンボジアから
チヴ ソテイアラト先生
カンボジアから
チヴ ソテイアラト先生



当医局では海外留学、海外からの研修生・留学生の受け入れ、学生教育における国際交流支援など国際交流活動にも力をいれています。
2024年、カンボジアからチヴ ソテイアラト先生が大学院生として一緒に研究する仲間になってくれました。
2024年、カンボジアからチヴ ソテイアラト先生が大学院生として一緒に研究する仲間になってくれました。
- 自己紹介をお願いします。
はじめまして
私の名前は、チヴ ソテイアラトといいます。
国際協力機構(JICA)の奨学金を得て、香川大学医学部小児科学教室で博士課程に在籍しています。
現在、KUFMの博士課程1年生の留学生です。- どちらの国から来られましたか?
私の生まれ故郷はカンボジアのバッタンバン州です。
カンボジアは、豊かな文化遺産と、有名なアンコールワット寺院をはじめとする歴史的建造物で知られる東南アジアの国です。
人口は約1,600万人で、首都はプノンペンです。過去の紛争の後遺症からまだ立ち直っていないものの、カンボジアは医療、教育、経済成長に力を入れ、着実に発展を続けています。
私の故郷であるバッタンバン州はカンボジア最大の州のひとつで、農作物と歴史的建造物で有名です。- ご家族やご兄弟について聞かせてください。
- 私の家は6人家族です。姉妹は4人で、私は末っ子になります。
- 医師を志すきっかけは?
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父は保健所の所長を引退し、現在は地域の自治会長を務めています。父は私のキャリア選択に大きな影響を与えてくれました。医療と地域奉仕に献身する父の姿に触発され、私も医学の道に進みました。
専業主婦である母は、私の人生を通して常に支え、導いてくれました。このような環境で育った私は、献身、勤勉、人助けという価値観を学んできました。 - カンボジアでのキャリアについて教えてください。
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医学部卒業後は、2016年からバッタンバン州病院で医師として働きました。過去3年間、小児科と新生児科で勤務する機会に恵まれ、小児と新生児の治療とケアにおいて貴重な経験を積むことができました。この経験が、小児科と新生児ケアへの私の興味に火をつけ、この分野でさらに勉強を進める動機となりました。2015年に国際大学医学部を卒業し、その後2017年にカンボジア国立公衆衛生研究所で公衆衛生の修士号を取得しました。 - この日本、香川大学でどのような大学院生活を送りたいですか?
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現在、私は光栄にも香川大学で博士号を取得するため、大学院コースに入学し、小児科学分野の研究をしています。
日本での研究を通して、カンボジアの医療システムに応用できる高度な医療技術やテクノロジーに関する貴重な知見を得たいと思っています。
また、博士号取得後は、カンボジアに戻り、香川大学で得た知識と経験を、母国の子どもたちの健康と幸福のために生かしたいと考えています。
臨床、研究を通じて、私は子どもの健康を守り、すべての子どもが質の高い医療を受けられるようにしたいと思っています。
香川大学の先生方から多くの事を学び、一人の医療人、研究者として大きく成長できる、この日本での新しい挑戦に胸を躍らせています。皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。
チヴ先生、香川での大学院の研究、頑張ってください!!