小児科コースの部屋
はじめに
小児科コースは、香川大学卒後臨床研修プログラムのなかで3名の定員(2016年プログラム現在)であり、
早期から本格的に小児医療を学べる研修コースです。
小児科コースで研修することによって、症例のひとつひとつを長期にわたって継続して学ぶことができ、診察・検査・診断・入院治療・退院後の外来診察までの流れを勉強することができます。また、夜間診療やサブスペシャリティー領域の診療も早期から行うことができ、様々な手技もマスターできます。
この部屋では小児科コースの実際について詳しく紹介します。
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小児科コースってどれぐらいの先輩が取得しているの?
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毎年多くの若い先生が小児科コースで研修を受けています。
小児科コース取得者(卒業年度別)
- 平成22年 3名
- 平成23年 5名
- 平成24年 3名
- 平成25年 4名
- 平成26年 2名
- 平成27年 3名
- 平成28年 2名
- 平成29年 4名
- 平成30年 3名
- 令和1年 3名
- 令和2年 1名
- 令和3年 5名
Q. 先輩の声が知りたい! 〜 小児科コースで学んだ先輩の声を紹介します。
卒後4年目の豊嶋先生に聞きました
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どのような研修をうけましたか?
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大学病院での研修は、1年目は小児一般内科で主に入院患者の治療に参加しました。
common diseaseから悪性腫瘍まで幅広い疾患を経験しました。2年目はNICUで研修し新生児蘇生や未熟児の退院まで全身管理について学びました。比較的緊急度の低い症例を中心に、上級医の指導のもと積極的に治療方針決定に関わることができました。
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どのような手技が出来る様になりましたか?
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新生児を含めた採血やルート確保は経験機会が多く、研修中に手技の精度を高めることができました。挿管など侵襲の高い手技になるほど症例数は少なく、経験もまだまだ不十分ですが今後も精進してきたいです。
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今はどのようなことが大変ですか?
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四国こどもとおとなの医療センターで後期研修を開始して、大学病院とは違った環境にも少し慣れてきたところです。当直業務などで一人で、初期対応をする機会が増え、電話などで上級医に相談できる環境は整っていますが診断や治療選択に悩んだり、対応が間違っていなかったか不安に思うことも多いです。
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これから小児科医を目指す後輩にメッセージをお願いします。
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仕事が忙しくても、子どもたちの笑顔をみて癒される日々を送っています。自分が対応した子どもや親御さんが笑顔で帰っていくのを見るとやりがいを感じます。困ったことがあれば助け合える環境はしっかりあると思うので、一緒に素敵な小児科医を目指しましょう。
最後に
是非一緒に勉強しましょう!お待ちしています!

(豊嶋先生)