
PEDIATRIC WARD
小児科病棟のご案内





当院小児科では、24時間体制で高度小児医療を提供しています。小児病棟(東2階病棟)は、小児科や小児外科を中心に、脳神経外科、耳鼻咽喉科、形成外科、歯科口腔外科など、多岐にわたる診療科と連携しながら診療を行っています。病棟の病床数は38床(2024年8月以降は35床)、そのうち小児科病床は24床で運用・管理しています(NICU・GCUは除く)。
2023年度の小児科における入院患者数は718名で、2020~2022年度の減少傾向から増加に転じました。特に呼吸器・感染症や内分泌・代謝疾患の入院患者が増加しており、これにはCOVID-19が感染症法上5類に引き下げられたことや、診療体制の強化が寄与しています。呼吸器感染症については、RSウイルスの流行など、免疫獲得の低下が市中感染症の増加に影響を与えたと考えられます。また、内分泌・代謝疾患については、新たに医師が診療に加わり、診療体制がより充実しました。
2023年度は、COVID-19患者の受け入れも行い、合計11名の小児患者を治療しました。軽症から中等症例まで対応し、基礎疾患を持つ患者にも適切な医療を提供しました。
病棟では医療だけでなく、院内学級や保育士による遊びの支援、クリニクラウンによる活動など、成長・発達に寄り添った環境づくりにも力を入れています。また、夏祭りやクリスマス会などのイベントも開催し、子どもたちが少しでも安心して過ごせるよう心がけています。
小児病棟は医師、看護師、コメディカルスタッフが一丸となり、子どもたちとそのご家族が安心して入院生活を送れる環境を提供できるよう日々努力しております。
病棟医長 若林 誉幸
年度別入院患者数
2023年度 入院患者内訳