香川大学医学部小児科

PEDIATRIC WARD

当院小児科では24時間体制で高度小児医療を提供しています。小児病棟は、小児科や小児成育外科を中心に脳神経外科、耳鼻咽喉科、形成外科、歯科口腔外科など多岐にわたる診療科と連携をとりながら診療を行っています。小児病棟の全病床数は38床(うち個室病床12床)あり、そのうち小児科病床は24床で運用・管理しています(NICU・GCUは除く)。
小児科における2021年度の入院患者数は544名でした(下図)。2020年度と2021年度の入院患者数はそれ以前と比べて減少していますが、COVID-19の流行に伴う日常的な感染対策の徹底によって呼吸器疾患や感染症の入院患者数が減ったことが要因のひとつと考えられます。
小児科における2021年度の入院患者の疾患の内訳を示しました(下図)。私たちの小児科の特色として、新生児、血液・腫瘍、神経、消化器、腎泌尿器、アレルギー、内分泌など多岐にわたる専門診療を行っています。また、大学附属病院内の病棟であり、診療のみならず、教育や研究にも力を入れています。
入院中には、院内学級に加えて、病棟保育士(常勤1名)やクリニクラウン(不定期)などによる保育やあそびも取り入れて、また、夏祭りやクリスマス会など病棟内イベントを開催したりして、成長・発達に合わせた関わりをもつように心がけています。医師・看護師・コメディカルが連携して、子どもたちや家族が安心して入院生活を送れるよう日々がんばっています。

病棟医長 近藤健夫

年度別入院患者数

2021年度 入院患者内訳