香川大学小児科では、後期研修の期間で小児科専門医取得にむけてより専門的かつバランスのとれた研修を目指しています。
病棟では担当グループの一員となり、診察の基本、鑑別の仕方、検査のすすめかた、治療や治療効果の評価の仕方を学びます。
カンファレンスやチーム内でのカンファレンスを通して治療方針のたてかたやプレゼンテーションの指導を行います。
また、時間外の外来診察や救急外来では、上級医とともにファーストタッチを行い、問診や診察、検査や入院が必要かどうかの判断などを学びます。
特に小児科医が新生児医療に取り組まなければ、乳児死亡率は減少しないし、後遺症も減少しないと考えています。新生児診療を研修での義務化とし、新生児疾患の鑑別や治療行為が出来るように指導します。
小児科診療での領域は広範囲であるため、各人が専門的なテーマを持ち、小児科専門医と同時にサブスペシャリテイーとしての専門医が取得できるように指導します。
更に地域の小児科医の先生方に協力して頂き、香川県地域での独自の課題解決型教育や臨床実習の枠組みを構築したいと考えています。
小児科研修後期プログラムでは、研修終了後にSTEP3、STEP4まで習得できるように指導します。
研修終了後は一人で診断・治療を行い、夜間診療や救急外来にも一人で対応できること、地域の特性を理解した問題解決ができることを目標としています。
また、研修終了後はサブスペシャリティーの腕を磨く、サブスペシャリティーを探す、研究をする、generalistとして経験を積む、などの選択が可能です。
専攻医1年目(医師免許取得3年目)
専攻医2年目以降(医師免許取得4年目以降、小児科専門医取得まで)
小児科専門医取得以降
サブスペシャリティー領域での専門医・認定医制度があり、当科では以下の専門医・認定医が活躍しています。
☆ 印に関しては指導医・教育医がおり、専門的な指導が可能です。また、以下の専門医については当科の研修を受けることで受験資格の取得が可能です。
相談に応じて国内・国外留学を行い、サブスペシャリティー領域の研修・研究などをサポートしています。
注)モデルケースです
当医局では女性医師へのサポートも行っています。妊娠中・子育て中の勤務時間やキャリアアップについて相談に応じます。多くの女性医師が悩みながら家庭と仕事を両立し、研修を行いました。気軽に何でも相談してください。
また、敷地内にはいちご保育園があります。
★いちご保育園の詳細はこちら→
☆結婚・出産後も復帰して大学病院に勤務している卒後10年目の女性医師にお話を聞きました。
他大学、多施設で初期研修を終えられた先生も歓迎いたします。 一緒にがんばりましょう!
(2015.6撮影)
香川大学医学部小児科での後期研修を希望される方は