基礎配属実習 (3年生 2月~3月)

1 講座名

病理診断科・病理部

2 担当

スタッフ全員

3 受入れ可能人数

3名

4 実習のテーマおよび方法

病理診断科・病理部は香川大学医学部附属病院内に存在し、外来・入院患者さんの病理診断(組織診断、細胞診断、術中迅速診断、病理解剖など)を中心に業務を行っています。

病理診断科・病理部の日常業務の一つとして病理診断における症例解析あるいは診断法の開発などがあげられます。特に前者では日常の病理診断での診断困難な症例、良悪性の判定が困難な症例、希少症例を対象に組織や細胞所見の検討に加えて、免疫組織化学や電子顕微鏡の活用および細胞増殖因子、癌抑制遺伝子について多数の症例を解析することで、より正確で客観的な病理診断を目指しています。

課題実習では指導医やスタッフとともに、組織や細胞像、免疫組織化学などの基本的な見方や考え方を学びます。また可能であれば学会や研究会、セミナーに参加し、病理学的な基本的知識の吸収を図りたいと考えています。さらに希望する学生には学会発表や論文作成の指導も可能です。

5 実習の目的

将来、大部分の学生は直接患者さんの治療に携わる臨床医になると思いますが、全ての臨床医にとって最も重要なことの一つは患者さんの正確な診断と治療と考えます。その意味で病理診断には病気を考える上で最も基本的な医学的知識が多く含まれているため、病理学的な見方や考え方を学ぶことは医師としての土台を作る上で有用ではないかと考えます。

6 学生に対する要望

学生には毎日まじめに出席する人のみに参加してもらいたい。

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