スーパーポリクリ (6年生 4月~7月)

1 実習を通じての学習目標

病理診断科・病理部での実習は、患者さんの診療に直接関係している病理診断(病理組織診断と細胞診断)と診断のための一連の業務を指導医とともに経験することにより、疾患の病理形態学的背景を学ぶとともに、基礎医学としての病理学とは別の病理診断学としての病理学的な役割を理解し有効に活用することを習得する。同時に臨床各科との合同カンファレンスや病理解剖を病理医とともに自ら経験することにより、疾患を総合的および全臓器的に理解する。

2 受け入れ可能人数

1クールごとに4名ずつ(最大:4名×4クールで16名)

3 学生に対する要望

  1. 病理診断学に興味のある人や毎日出席できる人のみに参加してもらいたい。
  2. 実習中の長期病院見学は原則として認めない。

4 実習時間

約8時間(実習時間を含む)/日、時間外にも出席してもらう。

5 実習内容(全て院内)

  1. 病理組織診断、細胞診断、凍結切片による術中迅速診断の実際を病理診断医とともに行う。
  2. 病理標本の切り出し、組織の薄切、染色などの実際を病理医や臨床検査技師の指導の下に経験する。
  3. 呼吸器疾患合同カンファレンス、消化器疾患合同カンファレンス、泌尿器科病理診断科・病理部合同カンファレンス、婦人科・放射線科・病理診断科・病理部合同カンファレンス、脳外科・病理診断科・病理部合同カンファレンス、香川腎組織カンファレンス、歯科口腔外科・病理診断科・病理部合同カンファレンス、乳腺・甲状腺カンファレンス、移植腎カンファレンスに参加し、診断と治療における病理診断の役割を理解する。
  4. 病理解剖を見学し、診断を全臓器的に理解する。
  5. 地域医療における病理診断医の役割を理解する。
  6. 希望者は研究会や学会に参加し、病理診断学の理解を深める。

6 その他

  1. ミニ講義や実習は全て出席をとる。
  2. 病理診断科は標榜科であり、その役割を理解することは重要である。

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